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11月12日に日本共産党石川たえ府会議員と東大阪市会議員団、八尾市会議員団で大阪府立八尾支援学校を視察しました。老朽化、狭隘(きょうあい)、そして過密化が問題になっているからです。築58年です。
保護者の皆さんからお聞きしていた視察ポイントを事前に学校に要望し、校長先生や大阪教育庁職員にご案内をいただきました。
まず過密化です。現在、適正規模の倍の422人の児童生徒が通っています。半分は八尾市在住の子どもたちです。(半分は東大阪市)
教室不足で間仕切り・詰め込みが常態化しています。
圧縮学級と言って、6人のところを15人で授業を行なっているクラスもあります。地域の学校で例えるなら、40人学級のクラスで100人つめこみのイメージです。
(真ん中に石川たえ府会議員)
教室を区切り、カーテンで区切ってロッカー室やクールダウンの場を作ったり、使える廊下はないかと探されているとか。
職員室もぎゅうぎゅう詰めです。小学部の職員室は廊下を潰して拡大。
中学部の職員室では謎の漏水による雨漏りが…。水を受けるために机に設置。
図書室を視聴覚室として使わざるえなくなっています。蔵書数も非常に少なくもちろん司書さんもいません。図書室で豊かな本に囲まれゆったり過ごしたり、読み聞かせなどの活動がしたくても出来ないとお聞きしました。
保健室も見せていただきました。ここでも天井が落ちてくると…。
大変なのがプレハブ棟(高等部が使用)です。50年以上使っており、夜に鉄の窓枠が落ちてきたということです。
2階の窓枠(20kg)が落下。
ここ。現在教室は全面点検中で使用出来きていません。
もちろん、エレベーターはついておらず、トイレはありません。(別付き)
ふきさらしをなんとか工夫改善して少しでも使いやすいようにと努力されていました。
大雨が降ると浸水する広場。先生たちで水をなんとかかき出したとか。ここは児童生徒が給食を運ぶ道なんです。
その扉の重いこと…。
こりゃ〜子どもたちには大変だ!
道路が陥没したところ。2年前には水道管が破裂したことも。
ボロボロの点字ブロック。
毎日修理が必要な学校は他にはないのでは…と校長先生はおっしゃっておられました。
東大阪の児童・生徒は、中学部を卒業したら八尾支援の高等部には進学できません。(八尾市在住のみ)
子どもたちに新しい知的支援学校を東大阪にプレゼントしようと運動が高まり、約1万7千筆の署名を府に届けました。東大阪市議会では府への意見書が全会派一致で採択されています。
東大阪に新しい支援学校ができることは、東大阪の子どもたちにとっても必要であり、八尾支援の過密化が半減します。ぜひ連帯して応援したいと思います。
11月16日のパワーアップ集会で発言する日本共産党上原市会議員。党派を超えて元衆議院議員、府会議員、市会議員、政党代表が参加・発言をされました。私も八尾から参加させていただきました。
また、9月府議会定例会では八尾選出の他の会派の議員さんもこの問題を取り上げられ、視察した状況をスライドで示しながら、知事にも現場を見ていただきたいと質問をされ、中河内に新しい支援学校が必要であることと、老朽化には建て替えが必要であることも明言されました。
答弁は、「建て替えについては、今年度改定予定の次期方針の中で検討をする」ということでした。
長寿命化や応急処置では対応できない事態ではないでしょうか。万博やカジノにのめり込み一番肝心な教育施設がこんなに疎かになっていていいのでしょうか?
八尾市内の教育施設でもこれほど老朽化・過密・狭あい施設はありません。全ての子どもたちが安心で安全に学習権が保障されるように求めます。
最後に番外編。
変なポーズを取る石川たえ府議。
日本共産党のたった1人の府会議員です。維新の進める府議会の定数削減で1から2人区の選挙区が多数をしめ、維新は26%で7割の議席を占めています。まさに大政党有利。そして少数政党不利の中で、日本共産党の議席がこのような事態になっています。定数削減が多様な民意を切り捨てていく恐ろしさは大阪でこそ明らかです。この宝の議席の拡充をしたい!
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