こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

9月議会が終わりました。次は決算審査議会です

[2008.10.7] -[くらし・労働なんでも相談]

9月議会が終わりました。次は、決算審査です。(10月28日から)

9月議会での報告を簡単に・・・また、市会議員団ニュースなどでお知らせしますね。
 
 介護保険では、平成19年度、介護サービスの利用者が見込みより少なくなったため、あつめた保険料があまり、その余ったお金を基金に積み立てるというものでした。その原因は、2006年から実施されている改悪介護保険法のせいです。予防給付という名のもと、軽度者からの介護取り上げと施設入所者への自己の増加です。「平成20年度八尾市介護保険認定者実態調査報告書」でも「要介護が、要支援1または2になって、サービスが利用できなくなった」と答えている人が426人中37人いています。2006年3月と(改悪前)と2008年3月で、軽度者の介護給付費を比較すると36%も減少しています。
 また、来年度についてのシステム変更の予算もでました。これは、来年度が介護保険の見直しの年度に当たり、現在の第三期介護保険事業計画から第四期を作成し、それを実行するためのものです。国においては、介護サービス切り捨ての対象を要介護2まで広げようとか、保険料を取り立てる対象を40歳以下にも広げようとか検討されているようです!!

 情報統括責任者、CIO補佐官の設置の予算(大きな問題あり、詳しくは9月議会の総務常任員会の越智議員の論戦と最終本会議での反対討論を参考に)と来年度からの市民税の年金からの天引きについてのシステムの予算。

 小中学校の適正規模等審議会の設置について。国の教育リストラによる学校統廃合につながるものであると反対しました。(詳しくは、9月議会の文教産業委員会、杉本議員の論戦と最終本会議の反対討論を)

 旧市立病院跡地活用構想にもとづく予算について。民営化した公立亀井保育所(6月議会に条例議決・賛成は自民・公明・民主その他、反対は日本共産党・無所属)をここに移転し、その保育所への工事のための仮の道路を造る予算。しかしこの道路、交通量も多い道路に接続していますが、信号もついてないし、地元合意も得ていませんでした。まさに、民営化・移転先にありき。しかもまず、保育所を建設し、その周りを取り囲むように周りの建物を建設していきます。工事現場に囲まれ、その後も建物に囲まれての保育・・・本当にひどい話です。

 その他、安中新田会所跡旧植田家条例(指定管理者)など

 業者婦人の地位向上と支援施策の充実を求める請願の件については日本共産党が採択の立場で討論、しかし反対多数で採択にはいたりませんでした。しかし、所得税法56条について議会の場でその矛盾が浮き彫りとなりました。たくさんの傍聴は大きな圧力になりました。請願者の皆さんお疲れ様です。