こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2014.9.7] -[活動トピックス]
現場からの訴えがありました。
学童保育からは、国のガイドラインが条例化されたのは前進ですが、面積基準の問題点が指摘されました。今回の基準は1.65mであり、保育園の0歳児の基準と同じで、0歳児から5歳児の基準である1.98m2を下回ります。面積
基準の引き上げが求められると訴えがありました。
また、現在の学童保育は小学校6年生まで受けれをしており、児童数が急増。
100人以上在籍している学童もあり、70人を超えると分割しているのが実態である。
子どもたちがひしめき合い、移動時も混雑し、小さな怪我やトラブルが急増している。早急に改善が必要である。
今回定員が70から40に改善されたが、経過措置の期限が示されていない。早急に計画を示して欲しい。
指導員の視覚も、教員・保育・児童厚生委員で、1クラス2人配置がされている。
国の基準では、有資格者が1人以上となっており後退させないよう頑張りたい。
八尾市の説明会に参加した保護者からは、「一回だけの説明では、よくわからなかった。終わってから職員さんに聞いてもまだわからない。保育園ごとに説明会をしてほしいと要望を伝えた。」と報告がありました。
「新制度における保育事故の懸念・八尾ファミサポ事故の経験から」 藤井さんから報告がありました。
この事故は、当時0歳児であったさつきちゃんがファミサポを利用中の事故で重篤な状態になり、三歳になった昨年の秋に息を引き取りました。
「さつきは本当に頑張ったと思う。」とお母さんの話から始まりました。
4年前の事故は、1時間だけファミサポを利用した時におきました。
この事業は、国の事業に市もお金をだし、八尾市の社会福祉協議会に委託していました。
その間、心肺停止になり救急搬送、しかし奇跡的に命はとりとめたものの、重篤な状態となりました。
命の危機を乗り越え、1年4ヶ月の入院と在宅が1年7ヶ月、家族共々頑張りました。
事故は4年経ってもなにも解決していません。
当時、市や社協がはいったファミサポの援助会員との話は、その内容が二転三転し、挙句のはてには沈黙、そして話の場に現れなくなりました。
市や社協は、「民民間で」「裁判で」の一点張り。
議会への請願署名は8万筆にのぼりました。
しかし市としての第三者機関を設置しての原因調査の究明すら行われませんでした。
もう手立てがない、裁判に訴えることにしました。裁判では、援助会員や市や社協が「私たちには問題はない。病気だったんでしょう。」と反論。
市や社協が全力で”勝手に赤ちゃんは命を失った”と言わんばかりの反論を展開してくるのには、予想はしていたものの、心の負担は計り知れないものがある。
事故当時も「裁判に訴えれば」と市や社協から言われたが、制度的に訴訟の保証があるのは、援助会委員のみで、被害にあった利用者にはなんの保証もありません。
ひがいにあった方が、自力で弁護士を探し、自力で裁判費用を用意し、自力で戦っていかねければならない・・・。
簡単に裁判にに訴えることも、ままならないということをこの制度を作り、また、運営している人たちは知っているのでしょうか。
この事故以降、同じような境遇のお父さんお母さんとお会いし、自己の背景には、当事者の直接的な過失と同時に社会背景が必ずあるということがわかった。
例えば、八尾市のファミサポの研修内容、マッチングのあり方など・・・。
不備を指摘しないと再発防止にならない。
認可園にくらべ、認可外保育所の事故は45倍保育ママの事故は200倍です。すべての施設や事業ですべての子供の命が平等に守られるようになってほしい。
事故当事者として、今回の新制度に懸念をしている。
本当にもりだくさんの集いでした。みなさん、お疲れ様です。9月議会、そしてその後も子どもの教育条件、保育の向上のために頑張りましょう!