こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

文教委員会① 新図書館で株式会社が書籍の販売?!図書館の指定管理者指定の件で追及。

[2015.3.6] -[活動トピックス]

最後の文京委員会になりました。心残しがないよう思いっきり追及しました!

新しく作る龍華の図書館への指定管理者に図書流通センターを指定する件について

図書館は原則無料であり、指定管理者にはなじみません。図書の構築、司書の専門性の構築のためにも相反するものです。その立場から4つの点で反対しました。

①指定管理期間のこと。指定管理期間(今回で2年8ヶ月)ごとに図書の構築と司書の専門性がぶつ切りになるのが前提であること。途切れることを市は認め、だから他の直営の図書館でカバーする(?!)と答弁しました。とんでもない!ここまでくれば開き直り。

②人件費削減で1千万円と答弁したので、具体的に指定管理者となる会社の雇う15人契約社員(館長以外は全員契約社員)の待遇について質問したら、企業秘密で教えられないと答弁。直営の図書館ではスタッフの身分保障を条例で定めてまで保障しているが、同じ市営の図書館でも指定管理者になれば、司書さんなどスタッフの待遇も指定管理者任せ。1千万円縮減しているのだから、身分保障に直営と格差が出ているのに、それすら調べようともせず最賃さえ上回っていたらいいという態度に終始しました。

③図書館で書籍の販売を行う!?なんと、予約が殺到している本を予約待ちの人に売るという商売を図書館でするというのです。

市民の税金で作った図書館を株式会社に運営させ、図書館の本をその株式会社から6割購入し、さらにその図書館でその株式会社が書籍を売る!市民の財産としての図書館が、知の泉どころか、株式会社の儲けのために税金投じて作られたことになります。

④指定管理者の選考の会議に、専門性がそれぞれあるとうことで選ばれた委員5人が一人欠席した状態で、そのまま選考を続け決定した。普通、日を改めますよね・・・。市民になんと説明するのでしょうか。

指定管理者先にありき、市立図書館なのに関知しない、選考過程も無責任、空いた口がふさがりません。悪貨は良貨を駆逐する・・・にしないようにせねばなりません。

とりわけ、図書館での図書の販売は教育委員会議での良識を発揮していただくことを願っています。