こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2015.3.26] -[活動トピックス]
八尾市では現在現在3館体制ですが、今度龍華に新しい図書館をオープンする予定です。
ところが市長は、この新図書館の管理運営を権限含めて丸投げを行う指定管理者制度を導入し、3月議会では指定管理先に株式会社(図書館流通センター)にする議案を提案しました。
日本共産党は、12月議会で指定管理者を導入する条例改定につづき、今回の議案にも反対しました。
反対理由は以下の点です。
専門職員を安定的に配置し、長期視野を持って運営されるべき図書館に指定管理者制度は最もなじまないこと。今回のして管理期間も2年8ヶ月。仮に次の指定管理者が他の業者になった場合を聞いたら、他の直営の図書館がフォローするということでした。自ら指定管理者制度の指定期間の細切れが、龍華図書館の専門性の蓄積ができないことを認めています。
図書館は原則無料なので、株式会社がもうけようと思ったら、人件費削減ともうけるための商売をしなくてはいけないこと。今回の指定管理者となった会社の事業提案が、その事実を証明しました。館長含めすべて契約社員。図書館で本を販売する。しかも予約が殺到している本を待っている人々をターゲットにして売り込みをするそうです。八尾市の図書館行政の文化水準をけがすものです。
選定委員会は、”専門性”を持つ5人の委員で構成されていますが、選定の際、一人欠席しているにもかかわらず、4人で強行しました。形だけの選定委員会で、先に指定管理者ありき、指定先ありきを事実を持って証明しました。
以上の点で反対しました。