こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

2月25日の日本共産党の代表質問終わりました。傍聴本当にありがとうございます。

[2016.2.26] -[活動トピックス]

代表質問では、まず戦争法について廃止の立場を求めました。まともな答弁は帰ってきませんでしたが、唯一非核平和都市の市長として、頑張りたいと答弁。

それならば戦争廃止なんですけど・・・。

安倍自公政権の雇用もくらしも経済も破壊する悪政から、家計を温め経済の好循環を生み出す4つの方向を示し、

①消費税10%の増税ストップ。②社会保障の改悪ではなく拡充を③雇用破壊をやめ、雇用の拡充を④TPPからの脱退を

市長の立場を問いました。

公立認定こども園の予算が市民の反対にもかかわらず、提案されしかも場所の全公開を拒む姿勢に対し、議会に提出された資料を元に追及しました。

(後で詳細)

八尾市民に広がる貧困の実態を八尾市自身が調査したデーターを分析し示しました。ひとり親家庭や高齢者世帯、子育て世帯など。

しかし答弁は、貧困について助け合いが薄れたとか、少子高齢化とかその原因も実態にも正面から向き合おうともしません。

引き続き子どもの貧困問題を追及。

先般の山形大学の研究室の調査では、大阪府は子育て世帯で生活保護基準以下で生活している世帯は21%も存在し、全国ワースト2であること。(加筆)

など取り上げ、この間八尾市が改悪してきた就学援助の改善など求めました。

貧困の実態と原因に正面から、向き合わないと子どもの貧困に対し、対処療法しかできません。これでは貧困の連鎖は止められないのです。

政治が生み出した貧困大国からの脱却は、政治の力で!

他教育問題も取り上げました。

2回目以降の質問の目玉は、公立幼稚園・保育所を廃止して5つの公立認定こども園の整備予算についての追求でした。

市民は反対していることを理解していますか?とお聞きすると、「TV報道された直後は、40件ほど電話がありましたが、懇切丁寧に説明しました。

2月に入ってからは、電話はありませんよ。」と答弁。集会が開かれたことを受け止めるべきだと問うと、「デモをされて反対されているんだなあと思いました。」と人ごとのようでした。

市長は、市政運営方針で「住民自治や市民の声を聞いてとか、子育てしたい八尾市を作るとか、」いろいろおっしゃっておられましたが、全部嘘であることが答弁でもはっきりわかりますね。

志紀の公立認定こども園の用地取得の予算が提案されているのに、場所を公開しませんでした。ようやく議会に催促されて提出した資料を持って、更にその場所の番地を答えるように求めました。

すると「相手との協議があるから」「土地の鑑定がまだだから」とかいろいろ幼稚な言い訳を並べ立てていましたが、それなら議会に提出された資料に記載されていた、用地取得に含まれる市有地900m2については、協議相手でもないし答弁できるでしょうと追求しても答弁拒否。信じられません。答弁すべき部長が一切答えないんです。

なぜそれほどまで、場所の公表を隠すのでしょう。

それは、この場所が日本一危険な認定こども園になるからです。

議会に提出された資料とこの志紀町西2丁目地内にある900m2ある市有地を事前に調査し、その情報を照らし合わせるとある場所しか残らないのです。

それが、この場所です。

KIMG0060~2

茶色に塗っているのが、八尾空港の北側にある、陸上自衛隊やお駐屯地(中部方面隊所属)です。

わかりますか?そのすぐ北側の隣接地、色塗ったところです。

本会議の会場では、議員団手作りのパネルをかざしながらこの場所しか考えられないと追及。

その鍵となるのは、市有地900m2の位置でした。

質問に立った大野議員は、何回も市有地を担当している財政部長からのこの市有地はここですかと答弁を求めましたが、一貫して答えず、全然関係ない子ども担当の部長がはいはい手を挙げて答弁。答弁を避け続けました。しかも最後には、「(議員が)調べた番地とその場所は一致してますな。」とわけのわからない答弁を披露。

しかし同時に、「市有地を900だけでは、認定こども園は作れない、隣接する候補となっている土地を買って3000m2になるんだと。」答弁。

そしたらやっぱり、この土地ですやん。

赤く塗った市有地と黄色く(赤線有り)塗った土地(ちなみに府の土地)の面積は、3000m2なんですよ。ここしか市有地と隣接した土地を合わせて3000m2の用地は志紀町西2丁目ち内ではここしかないんですよ。

自衛隊の真隣じゃないですか。(ハーため息)

市長の言う日本一に認定こども園ってこのことだったのですか・・・。

その時、公明党からヤジが。

「安全やん」

「ゲートボールしてるやん。」

 

自民党からも同じたぐいのヤジが。

「志紀中学校も移転か?」

うちの杉本議員は、志紀中学校の北側、自衛隊のすぐ近くに住んでいます。

「何を言っている!ここに住んでみなさい!」

「ものすごくを超えた轟音が響き渡るんだぞ!連隊で来るんだぞ!離陸直前のヘリも落ちたことがあるし、飛行機も落ちたことがある地域だぞ」と一喝。

本気で怒っていました。

子どもの成長発達をとりわけ大切にしなければならない、乳幼児から就学前までの時期に自衛隊駐屯地の真となりでしかもヘリコプターの離発着場の直近で、しかも危険物が集中している(自衛隊北側に集中している)場所の真隣です。このような環境にさらすことが、市長の日本一の認定こども園だったんですね。

 

そんな人たちが、「大丈夫ですよ、自信がありますよ、日本一の認定こども園ですよ。現場が対応しますから」と幼稚園と保育所と保育時間の違う子どもを一緒にししかも200人を超える大規模園で預かるというのです。

今日、執行部の席に座っていた部長さんや副市長、そして市長、あなたたちなら自分の子供をそんなところに預けることができますか?

子供のために、極力避けようとしませんか?

もう情けなくて、情けなくて、子どもの幸せを一番に考え、最善の環境を努力する姿勢は皆無であることを痛感しました。私の限界点はもう超えました。もう後にはもどりません。手加減もしません。どんな嫌がらせにあっても、自分の信念を貫きます。

公権力を持っているものは、なんでもできると思っているのでしょう。議会で多数決で決めてしまえば諦めるとでも思っているのでしょうか。

でも犠牲になるのは、子供なんですよ。子供は、私たちの未来なんですよ。

だから住民自治と団体自治を大切にしなければいけなのですよ。

実は、この質問の前に、公明党の重松議員が質問をしました。

①公立保育所の民営化の後、特に問題がなかった。苦情はあったのかと質問をし、こども部長は「全くなかった」と答弁。

だから公立も民間も同じなのだから、公立がなくなっても安心して私立に行ったらいい。

②私立にくらべ公立は経費がかかりすぎる。(人件費の違いです。私立にももっと税金の投入を!現場実態をお伝えしたい・・・。)

③平成31年度には、700人あぶれることはないのですね、と確認。ところが全然ずれた「待機児童を無くすようにします」と部長答弁。

④公立幼稚園で平成29年に休園となる園では、保育コンシェルジュが対応。

⑤署名の宛先が市職労組合事務所だが云々。

⑥大阪市や堺市のように幼児教育5歳児無償化にする気はないのか?答弁は「ありません。」

ちなみに5歳児保育料無償化にする財源は3億だそうです。

では、認定こども園をつくる66億を当てたらいいんじゃないでしょうか?5歳時だけと言わずできるのでは・・。

みんなそっちのほうが納得!

この質問な内容については、④以外の内容と引き続き用地取得の問題で、3月1日の内藤議員の個人質問。④については、3月3日の田中裕子が引き継ぎます。

 

最後になりますが、今回の代表質問一日目を通じての感想です。

財政難と自民党、公明党、市長は叫びながら、市民合意の得られていない認定こども園に今後66億円も投じる。

それだけあれば、5歳児どころか全年齢の保育料の無償化できるけど。

市民には、能力に応じてとか、必要だからと国保料や下水道料金の負担増を押し付け、一方で市長以下部長級が必要だから(?)お給料去年の4月までさかのぼって値上げですって?!

ちなみに議員も期末手当の増額です。(日本共産党は反対します。)

副市長はこう答弁をしました。八尾市の財政は市民税で成り立っている。だから負担の公平に基づき払ってもらう。だから低所得者減免も見直すと。

しかしこんな税金の使い方では、市民から血税搾り取って、市民のために使ってないじゃないですか、違いますか。

でも質問を終えた後の傍聴席からのたくさんの拍手が励ましとなりました。

傍聴ありがとうございます。

引き続き、個人質問、文教常任員会へ突入だ!

あんまり腹がったっていっきに書きました。

不備な点があったら指摘してください。

訂正します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自民党の代表質問が終わりました。財政が厳しいと取り上げながら、市民合意もなく場所すら議会に公表しない認定こども園の予算12億は不問。市民には下水から国保まで大幅値上げと低所得者減免の改悪は進める市長に同調しながら、特別職(市長や副市長)の給料値上げと議員の期末手当て値上げも不問。