こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

9月7日の文教常任員会。請願署名、議案の審査結果 速報

[2016.9.10] -[活動トピックス]

速記録ができていないので、とりあえず速報です。

この日の審査は、議案が1つと請願が3本でした。

すべて、公立認定こども園の整備計画や公立幼稚園の休園に関わるものです。

非公開の協議会では、来年度に向けての保育所の募集人数などが協議会で報告をされます。

議案は、(仮称)南山本公立認定こども園の土地の買収に伴う契約議案です。

3月議会に当初予算に計上され、議会で議決された(反対 共産、お維新、無所属)、公立認定こども園整備のための土地の買収の契約を議会が認めるかどうかの審査です。

土地の買収は、3ヶ所行われますが(南山本、志紀、東山本)、議案として議会で審査されるのは、南山本だけです。

志紀と東山本については、議決対象となる5000m2に達しないので非公開の場(各派代表者会議)で途中経過の報告(資料はあり)のみでした。

志紀については、越智議員が9月1日の個人質問で追求しました。(ブログに掲載)

 

(仮称)公立南山本認定こども園を整備するための土地の買収のための議案です。

 議案63号 土地の取得の件

八尾市山本南3丁目23の1 6,465.84 m2

取得価格 691,844,880 円

取得の相手 独立行政法人 都市再生機構

 

反対 共産(討論あり)お維新(討論なし)賛成 自民・公明・市民(いずれも討論なし)

共産の反対理由

情報公開で明らかになった庁内会議の記録では、二つの考え方が示されていた。(平成26年9月)

考え方1 今回の計画のもととなる新しい、大規模な施設をつくる。

考え方2 既存の施設を活用して、公立保育所を認定こども園化し、公立幼稚園は公立幼稚園のまま数を減少させていく、ただし今の計画のように、700人の子どもたちを私立に委ねず、公立で責任をもつ。

ところが、幼稚園の在り方も教育委員会議に意見を求めることもなく、議論についてはまさに皆無の状態で、考え方1が前提で進められた。

そこには、子どもの成長発達の保障の教育的視点はなく、行政自らがしめした二つの考え方すらそれぞれ議論することなくすすめられた。

奇しくもちょうど平成26年10月に今回の土地売却の話がURから八尾市にあった時期と重なっている。

まさに、広大な土地を買う、箱モノを建てる、その8割がたは国から借金できる。

自治体の本分を忘れ、開発会社化、箱モノ行政、しかも一気に公立保育所と幼稚園を全廃できるし、幼稚園については700人を切り捨てることができるリストラ計画である。

これは、国をあげて進められており、その最先端を突き進んでいる。

 

 請願11号 八尾市の認定こども園計画の見直しを求める請願の件

     八尾市公立保育所元所長有志

     紹介議員 日本共産党の文教常任委員以外の議員

     当日の請願者の趣旨説明 共産

賛成 共産 反対 お維新、自民、公明、市民

 

請願12号 こども園計画・休園措置を強行しないことを求める請願の件

     幼保一体化を考える市民の会

     紹介議員 日本共産党の文教常任委員以外の議員

     当日の請願の趣旨説明 共産

賛成 共産、お維新(項目2) 反対 お維新(項目1) 自民、公明、市民

     

請願14号 八尾市内の公立幼稚園に通うすべての4才児が同じ幼稚園で卒園できるよう求める請願の件

     平成28年度八尾市立幼稚園4才児組保護者の会

     紹介議員 おおさか維新の会の文教常任委員以外の議員

          日本共産党の文教常任委員以外の議員

     当日の請願趣旨説明 お維新

賛成 共産 お維新 反対 自民、公明、市民

 

当日は、午前中の委員会審議の中でも進め方に対し、傍聴者から抗議がでるなどありました。

また、請願審査の時は、紹介議員に対し、市民の請願権の保障を損なうような質問が相次ぎました。(議事録にははっきり残る。)

とりあえず速報です。

また、当日のとんでも発言やとんでも答弁など詳しくお伝えします。