こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2016.9.18] -[活動トピックス]
大阪学院大学の 梶 鉄教 先生から中核市制度について説明がありました。
中核市制度とは、府県と市との間の事務配分をめぐる大都市制度。地方分権を進めるため、大都市の事務配分を拡大するもの。
ようは、都市の格は上がるだろうが、無理すると職員への負担、市民への財政負担があるということ。
基本的には前向きナ有意義なものであるが、実情に合ったきめ細やかなサービスを担保できるのか。ということでした。
寝屋川市の職員さんや議員から質問が多々ありました。
道州制と中核市の関係や地方自治のあり方については、いろいろ質問したいことがあったのですが、財源問題や中核市のメリットについては、についての指摘は目からうろこの思いでした。
原則として権限移譲に伴う特別の財源措置はなし。大都市としての力量に期待をする。(産業活動が活発で税収も期待できることから)
不足が生じる分は、地方交付税交付金(の増額)により国が対応する。
財政調整に依存をする心もとない状態。
また、府か市かどちらが権限・事務をになったらいいのか、その違いはどこにあるのか。
違いは、市民の苦情や要求の反映させるために、府庁まで行くのかそれとも市役所で対応するのかの違い。
裏をかえせばそれだけのこととも言えるが・・・。ということでした。
八尾のような27万都市ではたして大都市並みの力量が必要とされる中核市を担えるのか・・・。国の財政措置もないのに・・・。
不安はつきない。
大阪府と市が盛り上がって進めている八尾市の中核市の移行の準備・・・。
まだ議会は議決もしていないし(3月に議決をとスケジュールが示されているが)、市民に全容が示されたのはつい最近なのに。
引き継ぎもこれからだし、一体だれのための中核市移行?何のために?