こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

性犯罪・性暴力 ワンストップ支援センター大阪SACHICOとウィメンズセンターを見学

[2016.12.29] -[活動トピックス]

日本共産党発行の議会と自治体11月号に”性暴力被害者支援の設置推進を”(斉藤和子党衆議院議員)と”先進センター大阪SACHICO”(もりた夏江党松原市議)の特集が載っていました。

初めて知る内容!とても大切なこと。しかも先進的な施設がこんな身近に!

もっと知りたい!

日本共産党大阪府委員会の女性部に相談し、集団で見学にいけないかと。すると松原市議のもりた夏江さんが手配をしてくれ、有志で見学会が実現。

事務局の方や加藤先生がお時間をとって下さることになりました。

12月25日にウィイメンズセンターでお話を聞かせていただき、電車で移動、松原の阪南中央病院内にあるSHCHICOを見学。

日本共産党八尾市議団は、これに先立ち12月市議会でおち議員が議会で初めて性暴力被害者支援の問題を取り上げ個人質問をしていました。

八尾市内での生々しい被害の数、それがほんの氷山の一角であること。正確にはカウントされておらず、男女共同参画の計画にもDV被害の一部としてしか位置づけられていないことなど課題を明らかにし、今後の拡充を求めました。(次号議会だよりにも掲載予定。)

野党提案の法案の成立を含め、国に対する支援を求める意見書も提案。(全会派一致ならず)

性暴力の被害者の実態は、人数の推計では350万人。未成年の時が約4割。何らかの面識のある人からの被害が多く、6,7割の人が誰にも相談できていません。

被害者にあった方は、今までの生活を維持できなくなる実態も明らかになっており、まさに”魂の殺人”となっています。

大阪SACHICOは、病院拠点型の産婦人科医療を提供できる病院内に支援・相談機能を担う相談センターです。(2010年開設)

民間支援団体が立ち上げられました。来年度予算に交付金が決定したものの、自治体の負担金の二分の一から三分の一です。大阪府では制度も確立されておらず、2015年度の負の負担金はわずか38万円。

早急な大阪府による制度の確立と助成事業の導入が必要です。

いろいろ貴重なお話を聞かせて、現地を見せていただきましたが、一番印象に残ったのが学校の現場での性暴力事象の話です。

中学校などで子供同士などでおきた性暴力に対する現場での対応で、被害にあった女の子が、学校に登校できず、男の子への重大性の認識をいかにするかなど課題もあるそうです。

SACHICOが関わるケースも少ないようです。

こどもの一生に関わる問題であり、その時の被害者への修復の支援や、加害者の重大性の認識など教育の現場での課題は大きそうだなあと思いました。

性教育をきちんと実施していくのと同時に向き合っていかなくてはならない課題です。

当日、SACHICOの協力病院として新たに八尾市民病院への働きかけを行っていることをお聞きしました。

ぜひ協力病院となって、性暴力被害者への支援強化が八尾でも充実できるよう求めたいと思います。

 

ウィイメンズセンターでお話を聞きました。”個人の尊厳”とはどういうことか、性から生き方から、あらためて考える機会となりました。

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SACHICOがある病院前で。八尾からは私、おち、谷沢。他松原、藤井寺、羽曳野、吹田、富田林など党市議や共産党の女性・児童担当が参加。

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