こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

市民アンケート 中間報告② 子育て世代編 認定こども園計画に7割以上が影響があると感じていました。

[2017.2.24] -[活動トピックス]

現在1213通のアンケートの返却がありました。

そのうち、20代から50代の複数家族で子育て世帯と思われる224通をピックアップ、傾向を見てみました。

暮らし向きや、その原因、経験したことなど全世帯と同じ傾向でした。

今回特に注目したのは、認定こども園計画についてどう考えているのかということです。

まず、影響があるが73% ないが13% 無回答が14%でした。

ちなみに全世帯で1213件では、影響があるが62% ないが13% 無回答が30%なので子育て世代は当事者として捉えていることがわかります。

どのような影響があるかをお聞きしました。

圧倒的なのは、やはり”遠くなる”。保育所にしろ、幼稚園にしろ、目の前の園がなくなるのですから当然です。

保育希望者は、そもそも民間にしろ、公立にしろ、保育所に入れるかわからない。こんな計画より待機児童を何とかして!という声が多数あり。

公立が7つから5つになるので確実に通えるところが少なくなる。保育園はできるだけ駅に近いか自宅に近いか…。新たにできる東山本公立認定こども園は、今の公立保育所よりも西側へ中心部から離れて建設…。(志紀は論外。)

「雨の日のこども二人に布団にかさに、この惨めな思いがわかりますか、一度市長さん送迎してみて!」

「子供を産めよ増やせよと言っているのに、保育所減らす意味がわからない。」など。

保育所について、駅や自宅のちかくにある、数も位置もつまり距離が圧倒的に重要だと考えているということがわかります。

幼稚園希望者も、距離の問題です。私立幼稚園は送迎バスがあっても、遠いことには変わりない、病気やケガの時は自力でお迎えに行かなければいけない。

私立に行くと経済的負担が大きくなる。具体的な経験も記入されていました。

特に幼稚園希望者の方からは、地域の幼稚園に通えないと通学路など慣れなくて不安では、校区の意味が無くなる、子どもの施設は近くにあるのが一番、こどものお友達関係もベスト、近いと送迎にゆとりができて、親子のふれあいの時間ができるなど。

今まで公立幼稚園が果たしてきた役割を大きく評価するコメントが多数ありました。

公立5ヶ所は少なすぎる、減らすならばせめて送迎はつけて欲しいなど指摘も。地域的には、竹渕には、私立の幼稚園しかない!山手は公立幼稚園も保育園もなくなる。山手の保育園は認定こども園になっても1号の受け入れはわずか。山本南までいけないと切実な声が。久宝寺も公立施設が一つもなくなると懸念の声が寄せられています。

大規模化への不安の声も寄せられています。

1,2,3才の親御さんから次々と詳細を教えて欲しい。情報を欲しい。恐怖しかない。など訴えがありました。

ある幼稚園のお母さんは、なんとか止める方法はないのですかと相談などコメントとして寄せられています。

特徴的だったのは、子育て世代から”不安が増える。他市に行きたい。少子化推進政策だ。衰退する。住みたくなくなる。時代逆行。”などなど寄せられていることです。

ただいま、全世帯のコメント欄も分析中ですが、娘夫婦が大変だとか、孫がかわいそうやとか多数アリ。

市民の7割以上が負の影響があると考えている計画を推し進める市っていったい誰のための市政なの?

しかし、これだけ多くの市民とこの問題を共有できているのは、この間公立保育所・幼稚園を守れとたゆみない運動を続けてきた保護者の皆さんの力ですね。