こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

戦争史跡や資料をどう次世代に”つなぐ”のか 歴史民俗資料館、久宝寺小学校を訪ねて 忘備録 3

[2017.9.8] -[活動トピックス]

歴史民俗資料館に、保管している戦争中の資料を見せていただきに訪問しました。

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昨年は、戦争中の戦争紙芝居の企画展をしたそうです。(選挙のさなかだったので気づきませんでした…。)

今回、資料を見せていただくだけでなく、文化財を通じて、憲法や市民憲章にある平和を尊ぶメッセージをどう伝えるのかの努力を教えていただきました。

その根底には、歴史を正しく捉え、伝えていくという立場が不可欠ということです。

郷土史や文化財の中には、歴史の事実とは異なる、皇国史観によるつくられたものなどもあり、その事実は正しく検証し、捉える必要があるということです。

それは、現在にも通じる事であり、歴史を修正しようとする動きとの闘いであると言っておられました。

その戦いを支えるのが、学問の自主独立性であり、社会教育施設のあり方であり、学芸員の見識であると思いました。

また、平和を尊ぶメッセージは、どの企画展にも静かに込めている努力をしていると言っておられました。歴史をみれば、いくさや戦争が愚かなことは一目瞭然だからです。

戦争遺跡については、大正飛行場は戦争遺跡そのものであり、説明資料は展示しているということでした。

山のふもとで静かに憲法と市民憲章の立場に立って頑張っておられる施設があります。

その後久宝寺小学校に被弾ダンスを見に行きました。これは、万願寺で機銃掃射を受けたタンスを歴民が所有し、博・学連携の文化庁予算で小学校での展示に使っているということでした。

小学校の3階で被弾ダンスは、子ども達に見守られてひっそりとたたずんでいました。その他郷土資料がたくさんあってビックリ!農具から台所用品まで。校長先生は一昔前は普通にあったものが、今はないので子どもたちは見たことも触ったこともないものばかりですと言っておられました。教材に使ったり、活用しているそうです。

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歴民の学芸員さんとご訪問したのですが、資料を見せていただくと同時に、今本当に大変な学校現場の話をじっくり聞かせていただくことともなりました。

大変だー!