こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2010.2.8] -[活動トピックス]
2月2日に開かれた国民健康保険運営協議会は、平成22年度の国保料(今年の6月からの保険料のことです!)の大幅値上げが市長から提案されました。
なんとこの値上げによって、八尾市の国保料はいっきに府下でも上位金額になってしまいます。
昨年、3月議会で田中市長は、国保料の値上げを決定しましたが、6月議会で「くらしも大変なときに、市民に負担を求めるのはどうかと判断」し、値上げを中止しました。値上げ中止から7ヶ月しかたっていないのに、今回の大幅値上げ案は、昨年以上の大幅値上げであり、市長の政治姿勢が問われます。
しかし、この問題のおおもとは、国の国民健康保険制度に対する補助金の後退にあります。国庫補助金の増額でただちに解決できる問題です。自民党政治の時にずたずたにされた社会保障の回復を図らなくてはならないのに、新政権はじまっての初めての国保料がこれでは、とうてい国民の理解は得られないのでは?!しかも、後期高齢の保険料も値上げです!!
国の国保制度に対する手だてと八尾市の市民負担軽減のための手だてが求められます。
勝負は3月議会。「払える国保料に」この市民の切実な声を議会に届け、実現するためにがんばらなければ。
そして、市長が国保料大幅値上げ案をそのまま3月議会に提案したときは、”市民にこのような負担を強いる予算を認めていいのかどうか”唯一の立法府である議会の態度が問われます。
22年度 国保料の引き上げ額(案)の内容
3人家族で所得別の保険料(医療分+支援金+介護分の合計)
所得額 21年度国保料 負担率 22年度国保料 負担率 上げ幅
100万 229310円 22.9% 262550円 26.2% 29780円
150万 285360円 19.0% 330450円 22.0% 45090円
200万 341410円 17.0% 398350円 19.9% 56940円
300万 453510円 15.1% 534150円 17.8% 80640円
700万 730000円 9.8% 730000円 10.4% 40000円
この表を見てもわかるように、低所得者ほど負担率が重くなっています。高額所得者と低所得者の負担率の格差は二倍以上です。(所得700万円と150万円との差)