こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

公立幼稚園の抽選が中止し、希望者全員が入れることに!(遅らせならば)

[2017.11.4] -[活動トピックス]

少し、遅ればせながらのお知らせですが、公立幼稚園の実施予定だった抽選が中止となり、希望者全員が入れるようになりました。保護者の抗議と9月議会の請願署名などの世論と運動の力です。

この間、5つの公立の継続園(長池、安中、志紀、東山本、南山本)について、20人をこえたら抽選を実施すると、直前の9月議会まで八尾市教育委員会は主張をしていました。

しかし、実際に安中が1人増、志紀が6人増、東山本が8人増、南山本が2人増で4園が20人をオーバーしました。

直後、HPで抽選を実施しない旨を公開。希望者全員入園ができるようになりました。

しかし、4歳児募集されなかった園は、5園(山本・久宝寺・美園・大正・高安・曙川・高美・永畑)となり、来年度は5歳児のみ保育でへお背尾31年度は廃園となります。

すでに、休園となっているのは、八尾、西山本、北山本です。八尾幼稚園は、学童保育に使用されますが、北、西山本は倉庫(!?)として利用されます。

継続園の長池幼稚園は20人定員に対し、14人の応募(1次募集)にとどまり、公立西郡認定こども園への4歳児から5才児への継続などに対して、一定の反応が出たとみるべきでしょう。

 

この教育委員会の判断の理由を10月20日の各派代表者会議でお聞きしたところ、「移行期に配慮した、総合的な判断。」とありました。

しかし、本当に子どもや保護者の立場に立つならば、こんな公立幼稚園廃園計画そのものを止めるべきです。

また、継続園での幼稚園児受け入れの増加が、今後の認定こども園化での保育枠への影響がないのか確認をしたところ、無いとの回答でした。

そのからくりは、すでに定員設定の時点から、幼稚園枠に余裕を持たした定員を設定しており、その余裕分を活用をしたということ。

来年度の待機児童・保留児童もシャレにならない状況なのに、保育区枠より、幼稚園枠が優先されていたということ。

これが、認定こども園の矛盾です。

新たに作る公立施設は保育枠を優先すべきです。それをわざわざ公立幼稚園をつぶして、幼稚園枠を確保し、しかも公立保育所までつぶすなんて・・・。

待機・保留児童が解消された状態という夢のような前提でこそ成り立つ話でしょう。

今、低年齢児の保育希望の保護者が、公立保育所を希望したら、平成31年やその後に遠くの公立認定こども園に移らなければならない、そんなの通えないと選択肢が狭まりどれだけ苦労していることか。

仕事を続ける事かできるのかどうか、また、なんでこんなことで悩まなくてはいけないのか、怒り心頭なのをご存じなのでしょうか。

やっぱり、こんな計画は撤回です。

公立幼稚園の存続を、公立保育所の存続を!

志紀の駐屯地ま隣の公立認定こども園は中止を。