こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2010.8.6] -[活動トピックス]
10年以上地元住民は要望
この危険家屋については、地域住民が平成13年から八尾市に対して要望をあげており、今年で10年以上たちます。
現在、壁面がふくれ、二階のごちゃごちゃした物が落ちてきそうな気配が・・・。
しかもこの危険家屋は、ごらんのとおり道路に面しています。(左側真ん中の家屋が例の危険家屋)
この道路は、北側住宅地から緑ヶ丘に抜ける主要生活道路であり、かつ長池小学校の通学路です。現在夏休み中は、学童保育の子ども達が毎日通っています。
地域住民の八尾市への要望により、担当課は、所有者に対して建築基準法8条に基づく維持保全を求める手紙をこの間送付してきたと言うことですが、所有者からの反応はなく、現在に至っています。
当面の危険対策としては、平成16年に、危険家屋前に柵が設置され、当時小学校のPTA関係の保護者の方がまさにボランティアで「子ども達の安全のためと」落下しそうになっていたひさしのような物を取ってくれました。このときは私も地域と連携をとりながら市への働きかけをおこないました。
事態はますます悪化、市は本腰を入れた手だてを
事態が進まず、むしろ老朽化が進み危険性が悪化していることから、平成22年では、地元町会に対し市から経過と状況の説明がなされました。(田中ゆうこも同席)
所有者に対してもっと強く、具体的で直接的なな働きかけを
どこに住んでいるのがわかっているなら、担当課職員が直接会いに行って、説得はできないのか
せめて、危険な物を取り除く了承を取り付け手を打てないのか、
落下物を防ぐ手だてはないのか 切実でかつ道理のある提案が住民からされました。
現在担当課による、所有者への働きかけの強化と当面の危険回避のための手だてをどう講じるか検討中です。
この問題に私も関わってきましたが、制度の壁を痛感。所有者が動かなければ、その敷地のもには手をつけることができない、しかし子ども達に危険が及ぶかもしれないジレンマ。
そして、なんとかしようと町会や近所PTAの方が日々気を配り危険を回避するために惜しみない努力をしておられるというい状況。
特に町会の役員の方は、難問題だけに大変だと思います。
しかしその一方で、あまりにも行政の動きは鈍いのではないでしょうか。所有者の連絡先、所有者と交渉できるのは行政だけです。しかしこの間所有者に対しての働きかけは、手紙を
送るだけ。
あまりにも不十分です。
道路を通る住民の安全、とりわけ子ども達の安全確保にむけ、所有者を説得し、できるところから手だてを打つべきです。
そして、地元小学校とも連携を強め、子どもの安全を守る立場で所有者に働きかけるべきです。
地域の住民が10年以上かけて要望してきたこの問題を正面から受け止め、本腰を入れて取り組むことを求めています。
参考にしているのが 京都の日本共産党市議の危険家屋の取り組みの例です。 しんぶん赤旗の記事