こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2018.6.13] -[活動トピックス]
十分な時間がなくて、不十分な質問になりました。傍聴に来ていただいた皆さんすみません。
まず、高齢者難聴者で公的支援を受けている方の数を明らかにしました。
65歳以上で聴覚障害で手帳を取得し、補聴器の支給を受けておられる件数は、平成29年度の新規で30件でした。(全体で132件)
65才以上で耳の聴こえの障害を持っておられるかたは、WHO(世界保健機構)では、だいたい2割ということ。
八尾市内での65歳以上の高齢者は、約7万人なので、1万人以上が何らかの聴こえに問題があるかもしれません。
その数から言えば、公的支援の対象者は不十分ではないでしょうか。
補聴器はとても高い!”聴こえ”に経済的格差をなくすべきです。
中・軽度の難聴者への補聴器購入助成を求めました。(困難との答弁。)
高齢者難聴の実態をつかむために、65歳以上で人間ドックでの聴力検査を受けておられる方、1162人の集計結果と分析の結果を求めました。(要望)
今回の質問のために調査している中で、大発見がありました。
設置を求めようと思っていたヒアリングループが、すでに設置されていたとうことです。
一つは、市役所本会議場の傍聴席。そして龍華コミセンの3部屋。なんと移動式のヒアリングループも3台ありました。安中小学校の難聴学級にも設置され、教育現場で活用されていました。(すごい!)
龍華では、この部屋を使って、バリアフリー映画の上映会を一昨年からされていました。
プリズムホールでは、なんとヒアリングループをレンタルして、9月11日にランチタイム演奏会も企画。合理的配慮を徹底した演奏会とか!
個々で進んだ取り組みをしているが、集約して共有して推進していく事が必要だと思い、要望しました。
移動式のヒアリングループは、市民・団体へのレンタルも検討して欲しいと要望。
前向きな答弁が返ってきました。
ヒアリングループシステムを設置している場所には、その存在を知らせるための耳マーク(ヒアリングるーぷT)の設置を早急に行うよう求めました。
感想としては、ヒアリングループの存在があまりにも知られてなくて、その活用にはまだまだ至っていないということでした。
市役所がその段階なので、市民レベルでは、もっと遠い存在だと思います。
ヒアリングループがあっても、補聴器をTモードにセットしなくては効果を発揮しません。
そのことをまだまだ知らない方がたくさんいます。
宝の持ち腐れなのです。
文化行事などで突破口を切り開いていただいてますが、公的施設であとに続いて広げていただきたいと思います。
これが、第一歩の質問!
最初のきっかけは、医療生協の会合の時に、「耳の聞こえが悪いねん。」の雑談から興味を持ったのが始まりでです。調べてみると奥深く、切実で、そしてこれからの課題ではありませんか!
活動家の方が高齢化に伴い、”聴こえ”の問題で悩みをもっておられることも分かりました。対応が必要です!
”聴こえ””補聴器”そして”集団補聴(ヒアリングループなど)”引き続き取り上げていきたいと思います。