こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2018.12.9] -[活動トピックス]
続いて請願審査
「さくら保育園の休園をやめるよう八尾市が手立てを」求める請願について
紹介議員(共産党)から保護者の思いを代弁した趣旨説明が行われ、「1人,2人と転園をし、子どもたちが、お友達がどんどんいなくなって寂しいと言っている。」と現状を紹介。休園はありえず、この場での保育の継続を子どものために実現をして欲しいと保護者の思いを紹介しました。
紹介議員に対して、各議員が質問しました。
(民主系)市議は、「こんな問題を公の場で議論する事に、ちゅうちょはないのか」と質問。(ワイセツ事象が公になるから?)紹介議員から「請願権は市民に保障された権利であり、正当な事を求めているのでは。」と答えました。
(自民系)市議は、「この問題がマスコミに取り上げられたことは遺憾だ。どう思っているのか。」と質問。紹介議員は、「私に聞かれても答えようがありません。(マスコミに聞いて!)」と答えました。
論点が外れてます。
市の見解が示されました。
「休園は望ましいとは思わないが、この社会福祉法人が、この場での事業再開を目指しているので、市がこの場を借りて保育を継続するとか、他の法人が行うとかは無理です。だから休園はしかたない・・・・旨。」
(共産党)この社会福祉法人は、職員が辞め、新しい職員が確保できない原因は、誰にあると考えているのか。
(市)マスコミの影響です。市も同じ考えです。
(共産党)2月に事実が発覚し、複数の保護者が園や市に相談しに行ったのに、園は事実確認もまともにせず、最初は当事者を運転手に復帰させていた。市には職員全員に聞いたが事実はないと報告を上げていた。しかも保護者説明も開かれず、逮捕されてからようやく保護者の抗議のもと開催された。しかし、その場での説明は、事実を調べ、説明責任をはたそうとする姿勢ではなく、ぞの場は紛糾。とうとう、複数の保育士さんが涙の証言を行い、”目撃をしたが、口止めと言える状況にあった旨”の事実が明らかになった。
ところが、事態がこれほどまでになっているのに、7月の保護者説明会以降も市は、園が保護者や子どもと向き合うよう指導力を発揮することはなく、事態はずるずると続く。マスコミにも取り上げられ、全国にこの異常な園の対応、市の指導力不足が知れ渡ることになった。その結果当初から職員が辞意を表明していたが、それが加速し、更には補充の為の新しい、職員も確保できなくなった。
ことは、子どもの個人の尊厳に関わる問題なのに、園と市は「司法の場での判断。」と保育の現場で当然向き合わなければならない事実確認と説明責任を放棄し続けた、その異常な姿勢が全国に知れ渡り、この園・法人の社会的信頼が損なわれたから、職員の確保に重大な影響が生じたのでは。その自覚がこの法人にはあるのか。
(市)わかりません。
(共産党)市は、どう思っているのか。
(市)社会的信頼を失っているかどうか、客観的事実が無くわかりません。
(共産党)この法人と市の姿勢が、子どもの個人の尊厳を守る立場がなく、世間の常識からも大きくかけ離れている。しかも、法人は「その場での休園後の早期再開を目指す」と言っている。今、法人に求められているのは、休園後の早期再開ではなく、現時点での休園回避のための社会的信頼の回復だ。その立場に立てば、自ずとから結論は出てくる。そもそも市がその立場に立たないから、休園を回避することができなのだ。これでは、法人と癒着していると言われても仕方がないのでは。これは市長が答弁をしなくてはならない。市長、法人と市は社会的信頼が失われていることを認め、早急に回復の為の手立てを取り、休園を回避すべきと決断すべきだ!答弁を。
(副市長)保護者との信頼関係の問題であって・・・。
(共産党)残念ながらそんな段階ではない。市が休園を前提とした受け皿を3キロ先の山本南に用意をしている。事態はここまで進んでしまった。そもそも。社会的信頼が損なわれている自覚なき法人と市が、全国初の突発的な社会福祉法人の認定こども園の休園を行い、受け皿を税金で用意したら、社会福祉法人による保育の継続性の内容が問われる。市長答弁を。
何度か市長に答弁を求めたが、答弁に立たず。
(共産党)市は、休園回避は不可能だとし、他の会派の皆さんもそれを根拠にこの請願は実現不可能だと言われるが、それは違う。休園を回避できないのは、法人と市が休園の解決である社会的信頼の回復を行うという立場に立たないからだ。今からでもその立場に立てば休園は回避できる。しかし残された時間は少ない。だからこの議会でその立場を市に求めるためにも請願の採決を行うべきだ。しかも、法人は休園後に人事刷新を含めた組織改編を行い早期再開を検討していると市から報告があった。これは、休園を前提にせず、今行うべきだ。市はその援助を行うべきだ。
しかし、請願の議会での採択をするかどうかの態度は・・・。
採択賛成 日本共産党
採択反対 公明・自民系・民主系・大阪維新
最終は、12月20日の本会議で決まります。八尾市議会の姿勢が問われます。