こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2011.6.28] -[活動トピックス]
原発ゼロへ!今何ができるだろう、まるで手探り、あったって砕けろ、とにかくなんか動こうと思っての参加です。
美浜原子力センターPRセンターを見学し、佐藤正雄福井県議と小浜市の明通寺住職(長らく原発反対運動を続けていらっしゃる)から境内でお話をお聞きしました。
主催は日本共産党大阪府委員会
バスの中で原発をなぜなくさなくてはいけないかビデオを見ながら、こ3時間ほどで到着。
とりあえず、八尾から参加した越智議員と新婦人のお姐さんたちと撮影。バックが美浜原発です。
安全PR館の前で撮影。40年も使っている老朽原子炉なんですね。そういや、バスの中のビデオで「吉井英勝さんが新しい炉の耐久実験はしているけど、老朽炉の耐久実験は一切されていない。」と言っていたなあ・・・。
全国54基中、11基の原発が日本で一番原発が集中する若狭、大飯、高浜、美浜、もんじゅなど・・・。ここで関西の電力の50%をまかなっているとPRされました。
現在11基中6基は止まったままだそうです。
ここで作られた電力は送電線を通じて生駒、信貴へそして八尾へ。
しかし、館内のビデオを見ての説明もむなしく響くばかり・・・。5重の閉じ込めで安全だとか・・。関電は、原発によって生じる死の灰の処理方法が未開発であり、閉じ込めるのも不可能であるとこの事実に直視を!
なんと、美浜3号機はかつて事故をおこしており、死者まででていたとか・・・。安全の誓いということで展示をしてありました。知らなかった。
原子炉格納庫と同じ構造をしたへやがありました。足を踏み入れると・・・。
燃料棒があがったり下がったり。
この部屋に足を踏み入れるときイヤーな気分に。作り物とわかっていながら恐怖心すら覚えました。同時に今命がけで福島原発で事故収束のために、危険な現場で被爆(させられながら)しながら働いている労働者のことが頭をよぎりま
した。
今この場所のすぐ近くに11基の老朽原子炉が、活断層の上に立っていると思うと・・・。
次に、バスは明通寺に向かいました。今度は、反対運動の立場の方からの話が聞けるので楽しみです!
神妙に聞く私。たって話しているのが佐藤県議。お隣で座っておられるのが、住職さんです。
とても大きいお寺で、まさに古刹でした。
「関西と連携した取り組みはこれがはじめてですね。これを機会に原発ノー、エネルギーは地元で作るを広げていきたいですね。」からお話が始まりました。
県議さんからは、原子力保安院が、「福島原発が事故った理由は、地震ではなく津波だ、古かったのではない、ふるいというなら敦賀のほうが古い(!)、浜岡は危険やから泊めたけどそれ以外は大丈夫や」
と知事に報告をし、追い返されたというお話がありました。
県議自身が福島へ行き、南相馬市や浪江町で地元議員から聞き取りをした話も・・・。
当日ヨウ素剤が県庁から段ボール箱で届いたけど、飲み方もわからない、いつ飲むのかもわからない、結局飲む前に逃げたほうがいい避難した話とか。
住職さんからはそもそも原発問題に取り組む原点が、被爆者運動運動にあったこと。仏教者として信念を持って取り組んでおられることなど報告がありました。
小浜市は原発拒否の町ににもかかわらず、町の周りが15基の原発に囲まれていること。福島県の浪江町も同じ立場にあったこと。
この40年間に2兆kwの電力を原発が発電し、2府4県に送ってきたが地元ではその1%の電力の消費であること。
原発に働く労働者は、1970年代から累計45万人ひばく手帳を保持していること。
大事故の最大の災害弱者は子どもと現場の労働者であること。
大量生産、大量消費で水・土・大気をこわし生物の多様性を犠牲にしその際たるものが原発であること。
この構図は沖縄に米軍基地が75%も集中しているのときわめて類似し、福島は人柱であること。若狭、六ヶ所村で第二、第三の被害がおきないよう脱原発で原発麻薬から抜け出すこと。
市議会で一致し、脱原発の意見書も採択したこと。
若狭の原発を止めても、大企業は自家発電を備えており、24時間型社会の見直しや、電力消費のピーク時間をずらすとか、電力は大丈夫なはず、関西の方が止めてもいいよと言ってこそ止められるのではとお話が・・・・。
本当に貴重なお話ありがとうございました。
なんかわくわくしてきました。
原発の死の灰の恐怖におびえながら暮らすのではなく、脱原発で人間らしい暮らしと社会のあり方を追求しながら生活を!
さて、
八尾市内にある緑の水辺。教育サポートセンターの近く。
水もまあまあきれい?
事務所のまん前の植え込みで発見したきのこ、これたしか毒ちゃうかな?