こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2011.7.1] -[活動トピックス]
[2011.7.1] -[お知らせ]
防災とは、災害を災害予防(減災)と応急と復興が重要です。
そのうちもっとも後回しにされたのが予防でした。
しかも何か起きたときの危機対策が中心の予防で、自分の命は自分で守れと命を守る練習などに偏っています。
しかし、地震が来たときも家がつぶれなければ、命も助かるし、避難所での生活も回避できます。
そのための耐震や都市政策の公的な政策・予算投入がもっとも遅れています!
そのためにも、まず被害想定、ハザードマップを作成し、生活圏での検証を地域住民と行うべきです。
おのずとから、何が起きたときの対応だけでは不十分で想定ができないことは明らかになるはずです。
だから、行政は作るのを嫌がるのでしょうか。特に八尾市は避難所となる学校施設の耐震化も府下最低で木造住宅密集地域への手立てや計画すらたてていません。ひたすら開発・開発・開発・IT投資です!!
これは、大阪府が平成19年度に調査した「大阪府自然災害総合防災報告書」です。
八尾市地域防災計画にも数字では示されていましたが、このマップは示されませんでした。衝撃的な地図ではないでしょうか。
生駒活断層が動いた場合の震度想定・液状化
さらに、住宅の全壊率と全壊率と半壊率をあわせたもの
うーん。東大阪と八尾なんかまっかっかですね。
このデーターから、今できることの手立てが見えてくるのではないでしょうか。
さらに、火災の延焼がどうなるのかなどマップをつくるべきです。
地域防災計画の中に、この状況をふまえた減災計画を立てるべきです。
地震と震災は違います。地震は自然災害であり、震災は人災です!
この違いを理解しようと努めなくてはいけないのではないでしょうか。
残念ながら、八尾の市議会では「国語の勉強か」とかおっしゃる議員さんもいたり、市長さんらも一緒に笑っておられました。残念です。災害に対して責任のある立場なのですから謙虚に向き合っていただきたいと切望しま
す。