こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

速報① 小学校の給食調理場で熱中症!?空調の整備を一刻も速く!

[2019.12.2] -[活動トピックス]

12月2日(月)本会議個人質問。概要の速報です。

この質問をしようと思ったきっかけは、給食調理員のパートをしているママ友の一言でした。

「猛暑の中、調理場がすごい暑かった。気分が悪くなって帰った人もいる。」2学期の始めでした。

どうなっているんだろうと調査を開始。

なんと、28ある小学校の給食調理場で空調がついているのは半分のみ。後の14校は、湿式の調理場でドライ運用、つまり空調なしの密閉状態、湿気充満でした。スポットクーラもなし。

これは、大変なことになっていると聞き取りを開始。組合にも要請して現場の声をヒアリング。しかし、八尾市では給食はH10年から民間委託で給食調理員さんにはなかなか聞き取れず。民間委託の壁を実感。

栄養教諭さんや栄養士さんにお聞きすると、「手足が痺れてきた。」「生あくびが何回も出る。」「吐き気をこらえて作業」など深刻な訴えが。「調理員で倒れた人もいる。」「一瞬で仕事を辞めた人もいるし、次々に辞めている。調理員を募集してもなかなか集まらないようだ」など。

現地にも視察。空調をついている学校と、ついていない学校、電話での聞き取りも。

9月4日の室温を空調有無で比較しました。(調理中)

空調有の調理場は28度、無い調理場は34度、34度、33度、中には40度も。

湿気も多いので、WBTG値(熱中症予防指針)を計算したら、中程度の労働として、危険をはるかに上回る状況でした。

この状況は、給食の安全衛生と共に、労働災害の危険もあるのではと感じました。

共通して語られた言葉は、「人間の働く環境ではない。」。

この状況を今回の個人質問で取り上げました。「1番室温が高かった学校名と日時を教えてほしい。」と聞いたところ、「データーが膨大で答弁は困難。」こんな答弁が。

これには怒り心頭!直営だったらこんな答弁できますか!民間委託で現場の温度と市の温度に差があるのは明らかです。

追及の中で、「委託業者とも連携して聞き取りもし、対応していきたい。」と答弁。しかし「できる範囲」でとか「可能な範囲で」と枕詞付き。

このままでは、「1年に一校の空調整備(答弁)」つまり14校なので14年かかる?!とんでもない!!

空調の整備計画の着手と来年の夏にはスポットクーラーの14校配置を。

それと、空調を整備している調理場も配膳室は空調がついていません。食品の安全と労働環境を守るためにここにも空調も!

引き続きこの問題を取り上げて行きたいと思います。ご一緒に力を合わせて頑張りましょう!