こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2020.4.24] -[活動トピックス]
今週は、新型コロナ感染症に関わる国の緊急経済対策、大阪府の補正予算が明らかになり、大きな動きが起きています。
PCR検査の拡充予算が“ゼロ”だったり、感染患者の受け入れ病院への補助も極めて不十分だったりと目の前の感染爆発と医療崩壊の危機に答える物にはなっていません。
この点は、国会や府議会で日本共産党は、他の野党の皆さんにも呼びかけ組み換えを求めていく予定です。
同時に各市町村でも独自の手立てを行なうことを表明し、臨時議会の開催が行われています。
吹田市では、1人親家庭への市独自の給付、デリバリー支援金など。市独自で約20億円の予算を投じます。東大阪市でも水道料金の減額。その他どこの自治体でも市民の苦難軽減のために、なんとかできないかと模索され、実践しているようです。
こんな時に、はっきりと“できる”市役所と“できない”市役所の差(格差とも言う)が出るようです。試されるんです。
とても残念なことですが、八尾市では、思い切った予算を投入した市独自の手立ては、現在のところいっさいしめされていません。
市民に対し、「お外に出るな」“公園の東屋を黄色いテープでグルグル巻き”など、広報にはいそしむけれど、自らの独自の公的責任については進捗がありません。
一昨日の各派代表者会議でも、国・府が実施する内容が主に示されただけです。臨時議会も早急に開かれる気配もありません。独自予算が無いからです。
日本共産党は、市役所は忙しいだろうと、会派要望を控え、全会派一致できる点での要望を上げるという協力をしてきました。
第一弾の議会の要望を提出してから、ずいぶんと時間が立っています。これでは自治体格差がはっきりと現れてしまします。置いてけぼり市の1つになります。
固定費(お家賃など)の補助、要配慮者への支援、学校休校に伴う昼食支援、学校と生徒を結ぶオンライン(学習だけでない双方向のコミニケーションのツールとしての)。水道料金の減額。(←親子の衰弱死事件では水道料金の滞納があった)市民の切実な声は町中にあふれています。
議会は何をしていたのかと言われないためにも、一刻も早く力をあわせ議会としての第二弾の要望を出せるよう日本共産党も全力を尽くします。
八尾市お得意の自己責任の強調だけでは乗り越えることのできない危機です。現実を見てください。他の自治体が、厳しい財政の中でも全力であげて頑張る姿を見てください。その姿勢が市民の心を動かし一つにするのです。
給料を下げても、やることをやらなければただのポーズです。
子どもをいじめから守る課や観光プロモート課など新しい課の新設も結局は、なんのために作ったのかも問われています。
子どもをいじめから守りたければ、休校中の子どもの状態を学校がきちんと把握をするべきです。子どもは孤立をしおいつめられていますよ。何が起きてもおかしくないですよ。取り返しのつかないことが起きたらどうするのですか。
今、八尾魅力発信で観光客に来てもらったら困ります。八尾市市民に向けて心が一つになるような魅力ある企画をすべきでしょう。FMちゃおが頑張っていますが、民間任せでいいのですか?
どうしたんでしょう、今の八尾市。いや、今に始まったことではありません。こんな時にはっきりと現れてくるのです。そんな八尾市を動かすために市民の皆さんと力を合わせたい!