こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2011.9.5] -[活動トピックス]
当日は、40人以上の参加でした。現役の保護者の方や子供連れでの参加、新婦人や全教八尾、八尾民商や八尾市職労など幅広い参加がありました。
日本共産党議員団からは、杉本議員から八尾市の運動と経過報告がありました。
現在八尾市では、耐震化が全国でワースト3になっている、クーラー設置もずべての特別教室にすら設置されておらず、教育委員会と市長の姿勢が大きく問われていると指摘。
この間、3月議会では新婦人から中学校給食の実現を求める請願が議会で提出され、賛成派日本共産党のみ、自民は「愛情弁当は伝統文化、公明は「業者弁当を給品部へ」など市民の立場に立たなかったことを報告。教育委員会も同様の姿勢でした。
しかし、4月の選挙戦での日本共産党の中学校給食の公約への共感、大阪府を動かしている府民要望におされ、情勢が大きく動いていることを報告。
6月議会では、中学生の昼食を考える検討委員会の設置の予算が提案され、現在2回目の会議が終了。保護者・学校へのアンケートの実施とその結果報告もされています。
栄養教諭などの参加がなく、こどもへの食育の立場からの視点が抜け落ちているのではと危惧がされるものの、市のアンケート調査では、78%の保護者が給食を選択させたいと答えていること、4人に一人の先生は全員喫食給食が必要だと感じていること、選択制につ
いては、15%の支持しかなく全員喫食を下回っていることが明らかになりました。
また、子どもたちについては、朝食を毎日ほとんど食べないが6.7%
家庭弁当をまったく持参しないは、1.2%
弁当を持参しないときは、88%がコンビニやパンやで購入があるものの、食べないと答えた生徒が2.2% その他が9.8%
成長期の中学生の体をつくる栄養面からも、これからの人生を生きていく命の基本という食育の立場から考えても、深刻な事態が放置されていることも明らかになりました。
八尾市教育委員会のアンケート結果の速報はまたお知らせします。(うまく操作できなくて貼り付けられていません。)
講師の石川先生からのお話は、今の運動に確信を持つ内容でした。 レジュメはこちら→ 石川先生のレジュメ表.jpg 石川先生のレジュメ 裏.jpg
学校給食を福祉の点のみでとらえるのではなく、教育の視点でとらえることの重要さ、学校で食べるから教育になるのではなく、教育の一環だから学校で給食を実施されなければならない。学習指導要領にも中学校給食を教材に食育指導が位置づけられていることも
紹介されました。
特に、小学校の取り組みから、体温をはかって、朝食の果たす役割、給食の果たす役割を科学的にとらえる食育教育や、食べることを大切にしないと学力は保障できないことなど納得!のお話でした。
また、スクールランチや選択制給食のデリバリー弁当では、給食を教材にした食育はできないと栄養教諭の立場から断言されたことは勇気がもてました。
今家庭でも、食育の点で困難を抱えており、学校給食の果たす役割の大きさが改めて注目されていることにもふれておられました。
学校現場での給食実施の困難性については、他の問題同様に保護者とともに力を合わせながら乗り越えていくべきではないでしょうかともありました。
参加者からの発言
中学校の教師
給食がなくて当たり前という環境が長く続いている。給食を実施するうえの困難に不安としんどさを現場の教師は感じている。しかし、今回八尾市が実施した教師向けのアンケートに全員喫食の給食を4人に1人が望んでいるという結果は予想外だ。
いがいと受け入れているという実感だ。
小学校の保護者
中学校給食は実施してほしい。小学校給食を通じて、その大切や重要性を今学んでいる。
山本市議と一緒に柏原市から参加の橋本市議から
7年間子どものお弁当をつくりつづけた。冷凍食品に頼らざる得なかった。栄養面でも食育の点でも給食は絶対必要だ。
前府会議員 小松ひさし
石川先生がスクールランチの検討委員会に参加しているとき、食育の立場から意見を言ってくださり、状況を動かしていることを府議会把握し、感謝していました。国の補助金も貧しすぎる。
給食をどうするのか12月までに、府に返事をあげるというのはあまりにも性急ではないのか。子どもによりよい給食をどうするのかと、もっとゆっくり時間をかけて議論を保障すべきではないのか。市教委からもその声を上げさせなければ。
退職教員から
こんな学習会をもっとひらいて、中学校の教師にきてほしい、学んでほしい。
最後に12月議会に向けて署名を集めようおいうことになりました!
皆さん一緒にがんばりましょう!