こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2008.9.22] -[活動トピックス]
個人質問は、全国一斉学力テストの問題を取り上げました。知事の発言をうけ、府教委が市町村の教育長を集め会議を開き、八尾市ではその翌日に、市民に広く知らせる手だてを打つことなく(告示のみ)臨時の教育委員会議が開かれました。結果的には、今年の結果の分析中であり、それが整い次第教育委員会議に報告、公表のあり方について承認をもらうというものでした。
小学校の校長会が「これ以上の公表を求めることは、市町村の序列化をひいては学校間の序列化を招く」として、府にたいして申しれをしています。その文章を読んでこの学力テストの怖さと現場での児童を思う温かさ感じました。そして、大阪の教職員組合がだした資料では、学テの都道府県別の結果は、生活保護率、失業率、学校の整備条件(少人数学級)と直結しているとあり、なるほど!!
学テの結果の本質をみず、市町村別の公表をせまり、市町村・学校・子ども・保護者を追い詰めていく・・・。今教育行政がやらなあかんのは教育整備条件、それも少人数学級の整備やんか、就学援助・奨学金の拡充やんか!にもかかわらず、府は35人学級を削減の対象にし、八尾市では、就学援助の制度を後退させています。
そんな思いを質問にしたつもりですが、なかなか不十分で、聞いていた人はやきもきしたかもしれません。(すみません)
今後この問題は、まさに子どもを中心に先生・保護者・地域子どもにとって教育はどうあるべきか考える中で打開していかなくてはなりませんね。私も自分の子どもにかかわること、主体者としてがんばらなくては!
しかしこの質問でショックだったのは「教育の目的」「公教育の使命」教育の地方自治」について問うたら、ばっちり改悪教育基本法の16条、17条を引用してきたことです。国家が無制限に教育に介入することは、憲法が要請する教育のあり方に反していると言ったでしょう最初に!!