こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2013.5.20] -[活動トピックス]
なんば 高島屋前で日本共産党大阪府女性後援会と日本共産党の女性議員があつまって、橋もと市長の暴言に対して抗議の街頭宣伝を行いました。
八尾からは谷沢議員と私です。
この「慰安婦」暴言について橋下氏は見苦しい言い訳を続けています。
その根底には、日本軍「慰安婦」が
「軍や官憲が暴行・脅迫をもって無理やり強制連行してそういう仕事に就かせた証拠はない」とし
「性奴隷」といわれるような深刻な戦争犯罪ではなかったという考え方があります。
しかし、この考え方は無知とごまかしに基づく主張です。
軍や官憲による強制連行の事例は1990年代以降の「慰安婦」裁判でも日本の裁判所が事実認定を確定しています。
1994年のオランダ政府報告書にも列挙されており、女性が連行され売春を強制されたスマラン事件については橋下氏自身が昨年10月に「事実としては認めます。」と語っています。
橋下氏が強制連行の否定の根拠としてきたのは、第一次安部政権時代の答弁書です。
この文書で、日本軍の関与と強制性を認めた「河野談話」の発表(93年)までに政府が発見した資料の中には「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述もみあたらなっか」としています。
このこと自体、専門家に疑問をもたれていますが、同答弁書でも結論としては「河野談話」を「継承」
するとしており、事実上、強制連行を認めています。
ちなみに、阿部首相もかつて「慰安婦」を「 キーセンハウス」になぞらせたり「そういうことをたくさんの人たちが日常どんどんやっている」(97年)などという暴言を平然とはいてきました。
その発想は西村氏の暴言となんら変わりません。
侵略戦争の歴史認識をゆがめることは、女性の尊厳も男性の尊厳も踏みにじるものなんですね。
だって、侵略戦争自身が人権を破壊するものですから・・・。