こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

ひどい!子育て世代のほとんどが知らない間に、公立幼稚園保育料大幅値上げ決められる!

[2015.7.13] -[インフォメーション活動トピックス]

6月八尾市議会の最終本会議が10日に開かれ、市長から提案された議案が採択されました。そのひとつが公立幼稚園保育料の大幅値上げの議案でした。

 この値上げが実施されると、所得によっては、現在の二倍以上の保育料になり、非課税世帯に実施されていた減免制度も廃止されます。消費税税は増税され、給料は上がらず、各種料金と物価は値上がりの中で、子育てに関する保育料などの値上げは、子育てて世代を直撃し、子どもの貧困問題に追い討ちをかけます。

 現在、八尾市が進めようとしている”公立保育所・幼稚園全廃計画”の学習会に参加した公立幼稚園のお母さんが、その先取りである公立幼稚園値上げがこの議会で決められるということを知り、「知った限りは、黙ってられない。」と最終本会議の2日前から署名活動に取り組まれました。前夜からメールでママ友に連絡し、翌日門前で署名を集めたり、他の園の知り合いにも声かけたり、他園の門前でも集めたり!

わずか二日間で、500筆近い署名を集められ、市長と議会に要望署名という形で届けられました。しかも、最終本会議の当時tだったので、自民党や公明党、市民クラブなど各会派を回られ、訴えをされました。

残念ながら、最終本会議では、日本共産党のみが値上げに反対、自民、公明、市民クラブなどは、討論もせずに値上げに賛成をし、賛成多数で値上げ議案は可決されてしましました。

しかし、実施は来年4月入学時からです。まだまだ時間はあります。

しかも、当事者である子育て世代がほとんど知らないあいだに勝手に決めてしまっ他値上げ・・・。この値上げを知った子育て世代は、あっという間に署名を集めたのです!

9月議会、12月議会があります。値上げの根拠は条例です。でもこの条例を変えてしまえば、値上げの見直しができます。

どうすればいいかって?例えば、9月議会に市民が議会に「値上げ見直し」の正式な請願署名を提出をし、その請願署名が議会で採択されれば、視聴は議会の意思を尊重して、値上げを見直さなければならなくなります。

そのために、議会はあるのですねー。選挙で選ばれた市民の代表ですから!たくさんの署名の力で議会を動かしていきましょう。

 

また、同時に今回の議会では、幼保一体化全体化計画に市民の参画を求める請願署名も提出されていました。この署名が提出されてから、全体計画素案が市長から議会に報告があったのですが、中身がひどい!

公立保育所と幼稚園を全廃し、5つの認定こども園にするが、①八尾市内にある唯一の公立である5つの認定こども園には、現在の公立の定員の2割しか確保されておらず、800人の子供が排除されること。②そのほとんどが幼児教育を希望する子供たちで、その子供たちに対して、教育委員会や市長は、私立に行けばいいとしていること。③認定こども園の規模が約200人であり、大規模園となること。保育時間の違う子供の課題を、”良さ”と決め付け、対応は現場任せにするということなど。

この計画素案の議会への提出も、文教常任員会の直前で議会での十分な議論も保証されていません。

しかも、パブリックコメントも今日(7月13日)から8月12日までであり、そのわずか10日後には本計画を議会に提出をするということも言い出しています。

こんこの請願署名を議会で採択をするよう賛成の立場を表明したのは日本共産党と無所属の議員だけで、あとの自民・公明・市民クラブなど反対をしました。

その一ちなみに、この”市民参画を求める”請願に反対した、自民・公明・市民クラブは、この計画素案が本計画となり、市民に押しつけをはかる説明会の予算には賛成をしました。

八尾市が、市民不在の計画を市民に押し付ける後押しを、議会がするものという批判はまぬがれません。