こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

公立幼稚園・保育所の全廃、公立認定子ども園の整備計画(素案)の市民意見提出制度(パブリックコメント)の結果について

[2015.8.24] -[インフォメーション活動トピックス]

本日おこなわれた、各派代表者会議で、公立幼稚園・保育所の全廃、公立認定子ども園の整備計画素案(就学前施設における教育・保育と子育て支援~公立の認定子ども園の整備~(素案)の)市民意見募集の結果報告がありました。

提出人数は、405人。意見数は816件。

主に4つの意見があったと担当課から報告がありました。

①公立の認定子ども園の整備数について。

②施設規模について

③利用時間の違いや、保護者の就労の有無について

④今後の見直しについて

それぞれについての市の見解が述べられました。

①なぜ5つなのか、根拠にはいっさい答えず。

②1学級の人数は20人から35人が望ましい。複数クラスが望ましいので。 いわゆる切磋琢磨!

③この違いが良さであり、この多様性が、豊な遊びや生活経験をうみだす。

④今後児童数の推移や民間施設の動向等をふまえ、状況に応じて見直しを行います。

一番多かった意見はと質問すると、187件の「幼稚園や保育所の存続を求める意見や要望」と答弁がありました。

市民意見をどう受け止めるのか

800件以上と言う、八尾市の市民意見始まって以来の数をどう受けとめるのかと聞いたら、担当部長は「八尾市的には多いかもしれないが、全国から比べれば少ない。」と答弁。

市民意見募集が始まる前に、私が「たくさん集める必要があるのでは。」と指摘したら、「100件集まればいい。」と答弁。100以上集まらないようにあらゆる手立てをつくしておられました。

しかしふたを開けると、実際は800件以上です。関心の高さ、切実な思いは一目瞭然です。

また、8月12日に市民意見募集を締め切って、10日間で今回計画(素案)から計画に変更して議会に報告しているが、計画(素案)からなにか変化しているところがあるかとお聞きしましたら、”ない”とのことでした。

800件の意見を計画に反映させる必要がないと判断した根拠と10日間の議論の経過を聞きました。

事務局で意見集約して、計画については起案決裁で意思決定したと言うことです。

庁議すらかかってないのですか?と聞いたら、素案の段階で庁議にかけたから必要ないということでした。

教育委員会議では、19日に協議会で21日の教育委員会議で議決を行ったということです。ただし、次の教育委員会会議で承認を得るまで、議事録は公開できない、事実上議会には議論の経過は文字では示されないと言うことです。

800件を集めたお母さん、お父さん、市民の思いと意見をこれほどまでかたくなに拒絶し、いとも軽く扱う田中市政に今の安倍政権に通じる傲慢さを感じました。

それと市民意見募集制度の子供だましの位置づけ、機能に絶望を感じました。

 

もうやってらんないよー!ぐたー。

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だめ、だめ!!八尾では戦争法案反対と同時に公立幼稚園・保育所を守れでがんばって、お母さん!