こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

八尾飛行場・自衛隊隣接の認定こども園用地買収など 市民を敵視し、子供の安全を後継においやる市長発言に厳重抗議 日本共産党八尾市会議員団 

[2016.3.30] -[インフォメーション活動トピックス]

3月28日のMBSのVOICEでの憤懣本舗で、八尾市議会3月定例会で議決された、公立認定こども園の用地買収・建設よさんについて取り上げていただきました。

その場での田中誠太市長による”市民を敵視し、こどもの安全を後継に追いやり、不透明予算を正当化する”発言に、本日日本共産党八尾市会議員団は厳重抗議をしました。

 

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八尾市では、約18億円で、志紀・東山本・南山本での公立認定こども園の用地買収と安中での建設をします。(公立保育所・幼稚園を全廃し)

ところが、この議会では用地買収の予算を議会に提案しながら、その場所を公開することなく、予算を議会で認めてほしいとしてきました。ようやく提出した資料(丁目まで)でほぼ場所の特定はできるものの、最後まで場所の特定を拒みました。

その理由は、”相手の都合”。そんな理由聞いたことがないと、日本共産党は追及し、この予算には反対しています。

ところが市長は、この文教常任委員会が終わった後のTVでの取材に応じ、「やはりこれだけ議論になっている中で交渉相手がわかると、特に民間の一市民の方々がそこに押し寄せることになりはしないかと、心配することもございますし、そのことによって計画そのものがとん挫をする。」「どの土地を買うかは言えないが、土地代として約18億円使うことを(議会に)認めてほしい。」とおどろき発言、28日の放送でたっぷりと流れました。

この計画に対し、子供の立場に立って、累計7万以上の署名(6,9、3月議会と市長へ直接)を集めている市民を敵視し、耳を貸そうとしない市長の本音がでました。

しかも、こんな理由で、買収する土地の場所を言えない市なんて、またそんな予算を認めた議会なんかも聞いたことがない。これでは不透明な税金支出です。やりたい放題ではないですか。「あまりにも不透明すぎる。」とコメンテイターも指摘。

そんな状況を認めた議会、(反対 日本共産党、大阪維新、無所属。 賛成 自民、公明、市民ネット)についての批判もありました。当然です。

これでは、八尾市議会は、どこの土地を買うかも知らせず、予算を認めよなんて、議会が市長の言い分になんでも目をつむり、チェック機能をはたしていないと指摘されるでしょう。

また、(仮称)公立志紀認定こども園は、八尾飛行場・自衛隊駐屯地に隣接をしており、それが子供にとって最善なのかという問題について、市長は「その場所が本当に危険かどうかはということだけで判断すべきではない。非常に大きな敷地を求めているので、すぐに適当な用地があるわけではないので、今言われている候補地について悪いというふうに思っているわけではない。」と驚くべき発言。

これもたっぷりTVで放送。

ちなみに、26日に、八尾飛行場に小型機が墜落しました。

(仮称)志紀認定こども園の用地の候補地が八尾飛行場・自衛隊の隣接地だということを、日本共産党が議会で取り上げたとき、推進派の議員は「安全だ!」とヤジを飛ばしていました。

また、さらに推進派の議員は「飛行機の落ちる確率は60万分の一、自動車事故よりも確率が少ない。」とか、「近くに家を買っている人もいる、危険と言う発言は配慮すべきだ。」など質問を繰り返しました。

あのですね、これはこどもの成長発達保障を行う、自治体が設立する公立の子どもの施設なんです。

こどもの権利条約、児童福祉法、そして憲法にもとづき、こどもにとって最善の環境を追及する責任が、八尾市にはあるのです。

仮に市長が個人的に飛行場・自衛隊の隣接地に家を買われるなら、そのことについて批判はしません。個人の自由です。

そんな問題とわざと混合し、住宅密集地での飛行場やヘリコプターの墜落の危険(現に墜落をしている)の指摘を攻撃し、子供にとってどうなのかという議論をしようとしない、市長とその代弁者ともいえる議員の発言はあまりにもひどすぎるのではないでしょうか。

八尾市役所、八尾市議会ではもうまともな声は届かないんでしょうか。