こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

9月28日 本会議 公立認定こども園整備計画見直しや公立幼稚園の休園やめての請願について 速報 訂正

[2016.9.28] -[インフォメーション活動トピックス]

9月議会では、公立認定こども園整備計画をすすめるための議案(みなみやまもtと市民からのこの計画を見直しや公立幼稚園の休園についての請願署名が提出されました。(3本)

議案について

 議案63号 土地の取得の件 仮称)公立南山本認定こども園を整備するための土地の買収 可決

議案は、(仮称)南山本公立認定こども園の土地の買収に伴う契約議案です。

3月議会に当初予算に計上され、議会で議決された(反対 共産、お維新、無所属)、公立認定こども園整備のための土地の買収の契約議案です。

土地の買収は、3ヶ所行われますが(南山本、志紀、東山本)、議案として議会で審査されるのは、南山本だけです。

志紀と東山本については、議決対象となる5000m2に達しないので議会での議決対象になりません。

 議案への各会派の態度

反対 日本共産党、無所属議員 おおさか維新    賛成 自民、公明、市民クラブ

議案第68号 安中保育所(仮称)安中認定こども園園舎改築工事の請負契約の件 可決

反対 日本共産党、無所属議員 おおさか維新  賛成 自民、公明、市民クラブ、おおさか維新

 

 

市民から議会に提出された請願は3つです。日本共産党は、全ての紹介議員となり、採択に向けて討論をしました。

請願11号 八尾市の認定こども園計画の見直しを求める請願の件  不採択

     八尾市公立保育所元所長有志

採択に賛成 共産党(討論)無所属(討論)    採択に反対 自民(討論)、公明、市民クラブ(討論)、おおさか維新(討論)

 

請願12号 こども園計画・休園措置を強行しないことを求める請願の件  不採択

     幼保一体化を考える市民の会

採択に賛成 共産(討論)無所属(討論) 項目2(休園の強行をやめよ)おおさか維新     採択に反対 自民、公明(討論)、市民クラブ(討論)、 項目1(認定こども園計画)おおさか維新(討論)

 

請願14号 八尾市内の公立幼稚園に通うすべての4才児が同じ幼稚園で卒園できるよう求める請願の件 不採択

     平成28年度八尾市立幼稚園4才児組保護者の会

採択に賛成 共産(討論)無所属(討論)おおさか維新(討論)         採択に反対 自民(討論)、公明、市民クラブ(討論)

 

日本共産党は、

公立施設再編の公立認定こども園計画は、待機児童・保留児童解消にならない。待機児童をなくすというなら、保育希望の激増をふまえた、保育・教育確保のための事業計画(法で位置づけられた)を実態に見合った見直しを行い、それに伴う認定こども園計画を見直すこと。特に、来年の募集増が、認定こども園による0,1,2歳でたった5人であり(今年度、0,1,2才は178人は入れていない。)、深刻な事態を生み出すこと。いくら公立認定こども園計画を推進しても、保育所をつくるわけではないので、解決にならない。認定こども園に使うお金があれば、保育所の増設を!

この計画に対し、市長は「市民の理解は得ている。」としているが、請願者の行った、保護者アンケートではほぼほとんどの保護者が理解を示していない結果が出ている。公立施設のあり方なのに、当事者である公立施設の保護者の声も市民の声をまず受け止めるべき。

公立認定こども園の規模も中身も、場所すらも子どもの立場に立った議論や視点がなく、保護者とともに、市民とともに考えるない。子どもの施設をつくる姿勢ではない。

教育委員会が、集団規模を口実にした幼稚園の休園や廃園は、幼児教育の基本が抜け落ちており、、何よりも子どもの権利条約の「こどもを権利を持った人間として尊重する。」この立場がない。

この立場で討論をしました。

一方、計画推進の立場に立った議員の討論は、

待機児童解消のために、計画推進が必要。  (意味不明です。何回言ってもわかってもらえない。もっと伝える努力をします。でも待機児童解消が一番なら、こんな計画中止か延期して保育所つくるよう求めたらどうでしょうか。)

公立幼稚園の休園措置については、在園児がでていかざる得ないことについて、子どもの立場に立てば、新しい園で卒園できる、新しい友達ができると主張しました。しかも「15人以上でも悪影響がでている」と現場の先生の声を紹介し、休園によるこどもの転園の正統性を主張しようとしました。

 

個人的な感想として、計画を推進しようとして、意見を述べられているけれど、かえって市民を敵に回さざる得ない状況に追い込まれてるということです。

明らかに、追いつめているのは市民のようです。

公立幼稚園の休園は、10月18日の10時から八尾図書館3階の会議室、教育委員会会議で議案があがり判断されます。

この教育委員会会議には、市民の請願権も保障されていて、だれでも請願を提出できます。(7階教育委員会事務局へ)

教育委員会が、市長から独立した、中立・公平・教育の立場に立って、子どもと保護者の声を受け止め、反映させる良識を発揮されることを願っています。