こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

八尾市公立幼稚園休園問題がテレビに取り上げられる。教育委員会の本音がズバリ。

[2016.10.15] -[インフォメーション活動トピックス]

10月5日の夕方放送のtenで、”八尾市幼保一体化計画・新たな火種”で公立幼稚園の休園問題が取り上げられました。

八尾市教育委員は、2年連続応募者が15人未満が休園と基準を教育委員会会議で決めました。(公立認定こども園整備計画の中で)

ところが、一年目にあたる昨年は、応募者ではなく、入園児数で判断しました。高美と八尾は、応募者数では15人を上回りますが、入園児数は15人未満となります。つまり休園候補園の”ぬれぎぬ”を着せられたのです。

応募者数とは、通常願書受付数です。10月の願書締め切り後、入園決定が行われ、その後願書は引き続き受け付けられ、随時入園決定が行われます。願書受付数が増えると入園児数は増えていき、確かに同じ数字となります。

しかし、2月に保育所の入所決定が行われると事情が変わります。幼稚園と保育所を掛け持ちしていた家庭が、幼稚園の入園を取りやめ、保育所に移動するのです。その時提出する書類は”入園辞退届”です。なぜなら、入園決定者だからです。

八尾市教育委員会は、この入園辞退者を、願書を取り下げたとみなしたと主張し、応募者数と入園児数は同じだと主張しました。(5日の決算委員会で)

決算委員会で、それならば、応募者数の定義を言って欲しい、そしてそれが示されたものを示してほしいと追及しました。勝手な解釈だからです。

ところが、なんべん聞いても答弁せず。

委員長に答弁をきちんとするよう指導して欲しいと求めましたが、答えてもらえませんでした。答弁がないことを議会が許した形となりました。本当に不本意な思いでいっぱいです。

この内容のことをよく理解されていない議員さんからは、野次られるし、本当に悔しい思いをしました。

しかし、その夕方のテレビのtenで、八尾市教育委員会のコメントで「応募者数と園児数は確かに違う、でも実態に近い形の園児数でカウントしても運用上の問題だからべつにかまわない。」というコメントが流れました。

私は、本当にショックでした。まじめに追求し、答弁を求めて、返ってこなっかたのは、私の聞き方が悪く、未熟なせいだと思っていました。しかし、とんでもない、嘘をついていたということがわかったからです。

議会には、だんまりや嘘をついて、テレビには本音を語る、八尾市の教育委員会の体質は、腐っているとしか言いようがありません。もうしばらく、議会がないので、それを徹底的に追及することができなくて、本当に残念です。