こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2016.10.15] -[インフォメーション・活動トピックス]
在園児を転園させて、休園を実施しようとしている八尾市教育委員会。
全国調べても、そんな市はやっぱり見つからない。
休園措置とは、次年度からの募集停止で卒園児を送りだして、園を閉める。これが休園措置の中身です。
決算員会(10月5日)で明らかになったのは、「転園は当然である。」という、八尾市教育委員会の言い分でした。だから4月1日には全員園児はいなくなると。だから休園だと。
反論します。
「転園を条件に入園したはずだ。だからこの園で5歳児なる権利はない。」と教育委員会は主張します。
とんでもありません。重要事項説明書には、休園のことは一切書かれていません。それどころが、他の園と同じ内容です。つまり、他園と同じようにこの園で入園したらこの園で卒園できる、この説明を受けたわけです。
その説明に対し、保護者は同意書に印鑑まで押しています。そして契約行為におよんだのです。
「入園案内に休園措置のことは書いていたはずだ。それを承知ではいったのだから。」とも教育委員会は主張します。
これも誤りです。
なぜなら、平成29年度に休園措置の対応を行うと書いてありますが、休園措置とは、常識では次年度募集中止で卒園児を送り出すことをさします。
八尾市教育委員会には、今回の転園による休園を規定したものはありません。だれが、転園を想像したでしょうか。
口頭での説明はあったとしても、その根拠がないのですから、何を根拠にそんなことを言っているの言われれば終わりです。
全国の常識と違う休園の内容を、きちんと規定すらせず、「転園・休園」を押し付ける・・・。あまりにも強引です。
こんな、教育委員会のやりたい放題でいいのでしょうか?
八尾幼稚園での応募者数を園児数へと勝手に運用を変えて、休園候補園の濡れ衣をきせる。(該当幼稚園の保護者が教育委員会にそのことで請願をすでに提出)
請願の受付の期日をきちんと定めていないのは、教育委員の落ち度にもかかわらず、請願者の責任に転嫁をし、請願をないがしろにする行為。(17日の月曜日に市民が抗議の予定)
そして、今回の他の園と同じ扱いと説明をし、保護者から印鑑をとっておきながら、実は転園が前提だと説明したと主張し、同じ園で5歳児になる権利は無いと主張する。
しかも、全国では、休園措置とは、次年度の募集を停止し、卒園させることが休園なのに、八尾市では転園を強制させて園児をゼロにすることだと主張し、その規定すら設けていない。
一体誰のための教育委員会でしょうか?市長の推し進める計画を推進するための組織かと疑うばかりです。
本来の役割をはたし、子ども、保護者、住民の自治組織としての機能を発揮してください。市民の声を公平に反映させる努力をして下さい。市長とは独立した機関であって、教育委員会の決定は市長も否定できないことを思い出してください。
そのために、教育委員会制度は法改悪の中でも残りました。
教育委員会の魂を、矜持を示してください。
お願いします。