こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

公立幼稚園の3休園決定。(教育委員会議)八尾、西山本、北山本。しかし、この声・ この運動はかならず未来を切り開く とりあえず感想。速報は後日。

[2016.10.18] -[インフォメーション活動トピックス]

今日の会議のひどい状況は、後ほどまとめて報告します。

ます、感想として

公立幼稚園の休園問題に取り組んできました。この間の活動、生活はすべてこれ一色。私でもそうなのですから、当事者である保護者の皆さん、子供たちの置かれた環境は、想像を絶する過酷な状態だったと思います。

この問題は、公立認定こども園整備計画のように、八尾市全体のものになるには、時間が足りませんでした。それでもここまで広がった。すごいことです。

今回の休園は、対象者が少数者ということにあった、ここが重要だったっと思います。

だからこそ、悔しいのです。

どんなこともそうですが、とりわけ教育では、100人の子供がいた時、たった一人でも理不尽な思いをする子どもを生み出してはならない、ここを死守して欲しかった。

少数者をターゲットにして、在園児を追い出すという、前代未聞の休園措置を行っていく。抗議の声は少数であることは、容易に想像できます。

手っ取り早く、幼稚園を潰すやり方です。

どんなに、少数でも子どもをの権利保障の立場に立つ。保護者の声に耳を傾け反映させる。

そこに、教育委員会の独立、公平、中立があり、この制度が残った意義があると思います。

教育委員会制度が形骸化されて久しいのですが、今回の少数派であっても、声をあげられた保護者の皆さん、元先生、同じ公立施設に通う保護者、地域の有志のみなさんの勇気ある行動は、必ず未来を切り開くでしょう。

この勇気と行動こそが、八尾市の未来と教育を作っていきます。

だから私は、絶望しません。あきらめません。

涙を流し、訴えられたお母さんの姿。

我が事のように頑張って休園反対のために門前でのアンケートに取り組んだお母さん、お父さん。

二年保育実現に尽力し、幼児教育に生涯を捧げた元先生が、とうとう黙っていられなくなり、教育委員会に請願を提出されたこと。

この休園問題は、幼児教育への取り組み、あり方、姿勢、誠意が問われたと思います。

私は、八尾市の市会議員として、まざまざと教育委員会の姿勢や議会のあり方を見せつけられ、何回絶望しそうになったことでしょう。

幼稚園の現場からの見解は、ある議員から発せられる「少人数は悪影響。現場は困っている。15人以上でも悪影響。」のみでした。なぜそれなら混合クラスの検討すらしなかったのか。嘆く前に、休園の前に行動をすべきだったでしょうと本当に残念で仕方がありません。

でも同時に、勇気を持って立ち上がった市民のみなさんの姿に何度感動をもらったことでしょう。

この市に生まれ育ち、この市で子育てしていることを悔いるのと同時に、たくさんの闘う仲間がいていることに勇気をもらい、この市で活動してよかったと思います。

私は、絶望しません。心が折れそうになるけれど、この闘いは未来を切り開くのだから。

 

最後に涙を流しながら傍聴していたお母さん。会場にすすり泣きがあふれました。抗議の声も上がりました。

当事者のお母さんは仲間に支えられ、出ていきました。

私は、会場の出入り口で、教育委員たちの顔をきちんと見ておきたいと思って,出待ちをしていたら・・。

なんと、会場には殿の秘密の抜け道が・・。裏の倉庫から出ていったそうです。

子どもと、保護者が置き去りにされた会議の象徴のような落ちにびっくりしました。