こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

18日の臨時教育委員会議で八尾・北山本・西山本幼稚園の休園決定される 速報

[2016.10.18] -[インフォメーション活動トピックス]

朝、10時から始まったか臨時の教育委員会議。傍聴者が多数参加。請願を提出した代表者や議員は別の席が、後の席は整理券が配られました。結果的には10人以上の傍聴となりました。

教育委員は、一人欠席の4人で会議が開始。議長は教育長でした。(中山教育長、みきた委員、安藤委員、木下委員、欠席は百瀬委員)

会議が始まると、今回提出された6つの請願はすべて今日の会議で採決をとることが確認され、休園の議題と一緒に7つを審議することになりました。

なんて乱暴なと思いました。議会では、極力避けることです。

一つ一つの請願が文面も紹介されました。4歳児の卒園を願う請願。八尾幼稚園の存続を願う請願。休園の中止を願う請願。西山本存続を願う請願。北山本の存続を願う請願。元幼稚園の先生からの請願。

「集団規模より大切なものがある。」「この園で卒園をさせてほしい。」「800人のアンケートの調査結果は、99%が休園止めてだ。」「幼い子供を大人の都合で転園をさせないでほしい。」「地域の子育てを奪わないで。」

読み上げらた請願はどれも切実で、だれもが納得する内容でした。

しかし、教育委員さんには、通じなかったようです。

乱暴な審査の進め方は、案の定、乱暴な審議となりました。

教育委員さんの質問は、休園したらどうするのか、きちんと説明して、配慮して、そんな質問や要望ばかり。

6つの請願の休園を止めてほしいということには、一切触れずじまいです。

「距離が遠くなるが、経済的負担は、配慮は、」どれも議会でやり取りした中身です。

バスは出さない、自転車を許可する、安全な道を教える、制服は今のままでいい、違いを認め合う教育を行うなどなど、これまでと変わらない答弁の繰り返しでした。

議会と違ったのは、先生を転園先に一緒に連れていくこと。「できる」と議会では答弁があったのが、複数園となると保障できないと言い出しました。話が違う!

だいたい、集団規模が小さかろうが、在園児がいてるのに、休園決定を行って、転園を強制をする自治体がどこにあるんですか。

こんなやり方に、教育委員会が味をしめ、全国に広がったら大変です。

応募者数と園児数の問題も、聞く耳持たず。教育委員会が決定したら、そう決めたら従ってもらう、何が悪いかと開き直りです。

きれいな言葉を並べ立て、子どもの成長とか、集団とか、保障とかおっしゃっておられたけど、目の前の現実を見れば、みんな偽りであることがすぐに理解できます。

後半は、傍聴席からため息が、すすり泣きが、嗚咽が広がりました。叫びやヤジも飛び始めました。

今日は、八尾市教育委員会が傍聴者の目の前で幼児教育を踏みにじった日です。

全員一致で休園に賛成。6つの請願は全員一致で一括不採択。

終わりに、出入り口で出待ちをしていたら、なんとこの会議室には、殿の隠し出口があって、倉庫から出ていったとか。

子どもと保護者を置き去りにし進められた会議はこれにて終了。

こんなひどい状況を市民に広く伝えんければいけない。

こんな教育委員会のやり方を許してはならない。

教育が権力によって支配される。教育委員会が聞く耳を持たない。この制度の根幹にかかわる問題です。何のために教育員会制度があるのか、だれのために教育委員が選ばれているのか、市長のためか!いや市民のためなんですよ。