こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

明日、最終本会議。公立保育所での説明会や存続などを求める5つの請願採択を!他、中核市移行の議案への討論。予算への組み替え動議など行います。

[2017.3.23] -[インフォメーション活動トピックス]

市長の市政運営方針から始まった3月議会がいよいよ明日で幕を閉じます。

日本共産党は、代表質問で議員団が実施した全市民アンケート調査(1600通返事)の結果を示しながら、今八尾市が行うべきことは安倍自公政権の憲法破壊、くらし経済破壊の暴走政治が格差と貧困を広げ市民生活をここまで追いつめている認識をいいかげんもつべきだ。市民の暮らしの防波堤となるよう求めました。

個人質問では、こどもの権利条約について、山城4丁目公園廃止の問題、待機児童の問題など追及。指定ごみ袋の変更への市民の怒り、志紀の認定こども園の騒音と交通量。国民健康保険料の府内統一による大幅値上げの問題など取り上げ、つづく常任委員会にバトンタッチしました。

各常任委員会では

文教 5つの請願審査(弓削、山本南、堤、荘内、末広の公立保育所の説明会実施と存続などを求めるもの 保護者会から)

   当初予算では、就学援助の拡充や子どもの貧困問題、待機児童、認定こども園計画の撤回など。

建産 ごみ袋をもとに戻せ!近鉄バス路線廃止問題について。

保福 介護保険から国保、市立病院のPFI問題など。中核市移行に伴う保健所問題。

総務 中核市移行の見直しを求める請願審査。中核市移行問題。出張所の窓口業務全廃、自動交付機撤去、マイナンバーなど。

この経過を経まして、いよいよ明日は最終本会議で、各議案、請願の討論、採決が行われます。

 

明日の見どころは、なんといっても5つの請願署名の採択についてです。

各公立保育所の保護者会がそれぞれ3000から5000の署名を集めて提出をしました。

ところが、文教委員会ではこの5つの請願を一括して審査!

日本共産党と無所属会派の議員は紹介議員となって、文教常任委員会で紹介議員としての趣旨説明(請願者がかいたものを代読)をそれぞれしました。

すると、この請願に反対の立場からの発言がありましたが、中身についてではなく、一方的に「この署名は強制的にさせられている。」など保護者会への批判に終始。しかも課長がそれに呼応する発言がつづきました。

請願審査の場なのだから、本来請願の中身での審査をきちんとして、なぜ会派がこの請願に反対かを主張することが議会の役割ではないかと感じました。

しかも、その後、文教の委員長が、紹介議員の読み上げた文章に”個人が特定されるような発言があった”と議長に申し入れ、各派代表者会議で審議され、(非公開の場で)紹介議員について、必要な場合に限って出席を求めるという運用にすべきだと検討をするとしました。

日本共産党は、”個人が特定”というがどう特定されているかさだかではないということ、紹介議員が趣旨説明を行うのは、この間の八尾市議会の積み重ねの中で市民に支持をされ、大切なものとして拡充されてきたこと、むしろ請願審査の時には請願者そのものが陳述をできるようすべきである、と主張しました。

この問題については、引き続き各派代表者会議という非公開の場で検討されるということです。

請願権を行使するのは、憲法で保障された権利です。議会でその審査を保障し、請願者の含意をくみ取り、誠実に審査することは議会の責務です。それを紹介議員の趣旨説明にまで制限を加えていこうという流れであれば、言論の府の腐敗です。

文教委員会で請願が5つ一括でされたことに対し、保護者会が抗議し、最終本会議では一括にしないでほしいと要望書を提出しました。

明日の本会議には、日本共産党は、5つの請願に対し、心をこめた討論をそれぞれ行いたいと思います。

どうか認定こども園計画のために、平成31年にはつぶされる(2つは33年)5つの公立保育所の保護者の足を棒にして集めた保護者と地域のみなさんの願いのこもった請願の最終討論、どこが賛成するのか、どこが反対するのか聞きに来てください!