こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

予算要望をしました。(かなり遅くなりました。)

[2018.1.10] -[インフォメーション活動トピックス]

昨年は、総選挙に12月議会の鬼のような議案数(50本以上)で予算要望が遅れに遅れました。

ほぼ固まった中での提出。 すみません。

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重点項目

1.平成30年度の待機児童・保留児童解消に向け、緊急対策を講じること。

  「八尾市認定こども園計画」を見直し、公立幼稚園・保育所を存続すること。

  「平成33年度までは、公立保育所2ヶ所(末広、荘内)と公立幼稚園3園(龍華、用和、南高安)を残す。この5園の平成33年以降は、平成30年度の募集状況をみて判断する。」のみ。

  公立保育所・堤、弓削、南山本、西郡、安中は平成30年度末をもって廃園、公立幼稚園は上記の3園以外の幼稚園は全園廃園については、お互いかみ合わず。

  市民の声を聞くべきです。

2.出張所の届出・証明書発行などの窓口業務を復活すること。本庁の窓口業務の混雑への対策を早急に講じること。自動交付機を再設置すること。

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1月4日の大混雑。市民が総立ち、駐車場はあふれかえり、交通渋滞にまで。

 これは、異常。これから年度末に向けさらに混雑が増えるでしょう。まず現実的な対応を。

 「証明書発効に人手を割いていられない、マイナンバーカードを普及させコンビニで発行を。」と持論をおっしゃっておられますが、それが市民の現状と思いとかけ離れていることは、1月4日の写真が証明しているのでは。

 この事態を受け止めて頂くよう強く要望しました。だって対策は混雑してからでは遅いのですから。

 窓口業務のあり方の根本的な検証を行うべき。民間まるなげ、自動交付機の撤去、出張所窓口業務廃止は失政です。

3.中華串移行にあったっては、議会での付帯決議を尊重し、必要な職員配置を行うこと。特に保健所業務は公衆衛生が低下しないよう、専門性の継承ができる職員体制の充実を。

 「八尾市としての横出し、上乗せはしていきたい。」と答えがありました。しかし、12月議会では、現状より組織的な縮小、削減を行っていることが明らかになりました。現状維持と更なる拡充を図るのかが問われているのです。しっかりチェックしたいと 思います。

4.国保の都道府県化による国保料の引き上げを抑えるため、一般会計からの繰り入れを行うこと。低所得者減免の復活を。

5・八尾市の国保の一部負担金減免制度を改悪せず拡充をすること。

  平成30年度の当初では触らないとのこと。

6.廃止されたバス路線については、八尾市の責任で早急に復活させること。

7.就学援助の入学準備金の前倒し支給を早急に実施すること。

8.子ども医療助成制度の所得制限は、直ちに撤廃すること。

 

その他、憲法と平和で6項目、都構想・道州制等ストップ、地方自治の本旨に基づく市政をで9項目、命と暮らしを守れで22項目、安心して子どもを産み育てるためにで10項目、すべての子どもへ学習権の保障をで13項目、仕事と雇用、地域経済で10項目、他環境、住宅施策、防災、市立病院、同和行政終結宣言と人権条例の廃止など21項目。(詳細については議員団控え室に直接お問い合わせください。)

市長自ら出席していただき、こちらも思いを述べさせていただきました。その点では感謝しています。

 

しかし、現在の八尾市については、維新政治を持ち込ませないという点では、異質な危険を持った維新とは一線を画しているとは言えます。(例えば、都構想のゴリ押し、チャレンジテストの強行、カジノ付き万博の大阪府・市一体となった誘致、歪んだ歴史観にもとづく姉妹都市解消など。やっぱり本家本元は格が違いますね。)

しかし、今回の要望でも感じましたが、市民の実態、思い、要求からの出発ではなく、国(自公政権)の進める悪政にいいなりで推進。

そのためには市民の声は聞かないという上からの押し付けを感じます。

公立保育所・幼稚園を守れという運動の声に耳を貸さない姿勢と窓口業務についても混雑を目の前にしながら、マイナンバーカードの普及を持ち出すところにその表れを感じます。

これは、決して八尾市だけではないと思います。

市民と野党の共闘での市長や県知事でないとこうなると思います。

この間の議会では、「良識のある市民は理解している。(のちに議長の抗議で謝罪)」部長発言や「声無き声を聞く。」と目の前の市民の訴えを聞かない言い訳をしたり・・・。

部分的な政策の前進では、取り繕えない根本的な問題姿勢を感じます。

一番大切な視点、それは市政の主人公は、自公政権でもなく、市長でもなく、市民なのです。

そして行政は、一番困難な家庭を排除しない仕組みを保障する必要があるのです。

市民の声が一番遠くになってはいないでしょうか?今の八尾市。

市民の声が、思いが、要求が真ん中に座る八尾市政を!それでこそ人が輝く八尾市では。

人(市民)は市長のまちづくりのためにあるのではないのです。

その矛盾が今後一年間吹き出ることでしょう。