こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

6月21日の文教常任委員会での堤保育所、弓削保育所の請願審査について ①

[2018.6.24] -[インフォメーション活動トピックス]

速記録がまだでてないので、正確な記述は追ってお知らせします。

 

「すべての子供を受け入れる。」と表明した言葉を実行するなら、堤や弓削保育所を残すべき!せめて待機児童(国基準)という言い訳を許しません。

 

委員会での請願審査の結果 2件の請願について

議会での採択適当 日本共産党(2人) 賛成討論あり

採択不適当 公明(1人)、大阪維新(1人)、市民クラブ(1人)、自民創生(1人) 反対討論なし

結果、議会での不採択多数で採択にはいたりませんでした。

しかし、今回の請願では、八尾市の押しつけが市民の願いと真逆で実態にそぐわないことが誰の目にも明らかになる状況がはっきりとするものでした。

それと八尾市が自ら言った言葉「すべてのこどもをうけいれる」に対し、言い訳を始めた逃げの姿勢がはっきりとしました。

そして、議会が市民の願いの立場に立つのか、八尾市の押しつけと言い訳に賛同するのかが問われる請願審査となりました。

 

今回の請願は、公立認定こども園整備計画に伴う、平成31年度に廃止予定の公立保育所(3ヶ所)のうち、堤と弓削保育所を引き続き存続させて欲しいという趣旨でした。

その理由として

堤保育所

認定こども園が八尾市にたくさんあるというが、地域偏在である。山本小学校区では、公立幼稚園と保育所が同時に失われるだけ。

この前の地震でも実感したが、子育てはできるだけ近くで。少なくとも小学校区で。

堤保育所をなくさないで欲しい。

弓削保育所

八尾市は、認定こども園建設地が、静かな環境であると強弁し、騒音問題を取り上げると、地元に失礼だと繰り返してきた。建物(のみ)も防音しているから大丈夫(なにが?)だと言っている。

しかし、今回署名を集めながら近隣と対話した。真となりの府営住宅の方は「うるさい、なんでこんなところに。」から始まり、「静かな環境で子どもに最適だ。」などという人はおらず、むしろかわいそう、気の毒、なんでという声ばかりだった。

なぜ今の静かな環境の弓削保育所を移動して、災害が起きればヘリコプターが飛ぶかう自衛隊、民間のヘリポートの真隣に移動するのか。

どんなに豪華な防音設備のある建物でも子どもへの影響は免れない。

両保育所に共通していること。

待機児童解消するまでは、せめて残して欲しい。

 

これに対しての八尾市の見解は、的が外れたものでした。

山本小学校区・上之島中学校区の子育て施設減少の件については、もともと保育所には園区はないので、遠いところに行っても当たり前。八尾市全域でみると、他市もうらやむほど数が多い。

自衛隊駐屯地の真隣については、引き続き従来の見解である、静かでいい環境、防音をしているでした。(イージスアショアの設置でも同じことをいっているなあ。)

 

そして、待機児童にいたっては、、請願の趣旨説明では「保留も含めた待機児童と」いっているのに、国の待機児童の基準を持ち出し18人、これは来年には解消できると強弁しました。

しかし、そもそも八尾市や教育委員その他は、こういっていました。(2年前)

「保育・教育を希望するすべてのこどもを受け入れるよう計画をすすめます。」と。下のビラが証拠です。公共施設・学校にも貼ってるよ!

平成31年度4月は、国基準の待機児童は解消できるかもしれませんが、保留児(169人)も希望する児童(第一次希望 369人)も受け入れることはできません。

そこで、新たに”実質的待機児童を優先順位を付けて受け入れていきたい”など新たな言い訳を始めました。

 

委員会に出席している議員各位が、この見解を問われたことになります。

八尾市の強弁か市民の要求か。

保育所・幼稚園は小学校区など近くになくてもいい。

志紀の認定こども園は、静かな子どもに望ましい環境である。

平成26年の市長が配布したビラの「すべての子どもを受け入れる。」につては、なかったことにして、「せめて待機児童。」と言い換えるのを認めてあげる。

日本共産党の議員以外は、残念ながら市の強弁に賛同をされました。

中には、堤や弓削を残したら「財政問題が発生する」という議員さんもいらっしゃいました。

しかし、その苦情は、すべての子どもを受け入れる計画を進めていると、ほんの2年前にビラを配布しまくった八尾市い対して言うべきことではなのでしょうか。無責任なビラをまいたらあかんと。

市長さん、すべての子どもをと表明されたのですから、潔くそれがかなわない平成31年度については、公立保育所を残すべきです。

それでこそ、本当に子育て環境NO1の八尾市になるでしょう。