こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2018.9.8] -[インフォメーション]
今回の災害で実感したのは、災害の時に、まず命守るための避難だが、災害が過ぎたときに必ずやってくるのが災害廃棄物!という事でした。
真備町へボランティアに行ったとき、同じグループに某市の環境局の部長さんがボランティア休かを取ってこられていた方がいました。
「ごみのことも見ておきたくて・・・。」とおっしゃっておられ、災害の後に必ず発生する災害廃棄物への対応のため、各自治体が災害廃棄物処理計画の策定が急がれているが、なかなか進んでいないことを聞きました。
(進んでいるところは進んでいる。)
帰ってから、質問の項目に入れたものの、みんなの関心は、どのように命守るかが最優先で、終わった後のごみのことなんかに気はまだ回っていないよな・・・。優先順位は低いのかな、なんて思っていました。
しかし、今回の台風21号。あの恐ろしい暴風に耐え、ようやく風が収まって、外に出られるかなあと3時半ごろ。
みんなご近所の方もぞろぞろ出てきて、家の点検から道路に散乱した飛散ゴミを集め、いっぱいの袋をどうするのかワイワイ。
ご近所を回っていると物干し台ごと道路に落ちていたり、大きな障害物が道路に遭ったり、トタンが散乱していたり。
災害はごみと一緒にやってくる。
この処理を迅速に行うことは、復旧・復興のカギになるということを体感することとなりました。
今回の個人質問の2回目以降は、この災害廃棄物の処理に関する計画策定を求め質問。
今回の台風での対応は、頑張っていただいているけれど、事前の想定はどうだったのか検証が必要では、そこには早くこの計画を立てる必要があったのではと指摘しました。
堺市では、住民向けの災害廃棄物についてのわかりやすいパンフレットも配布していました。
答弁は、「速やかな策定をしたい。」と超前向きな答弁。一回目の質問原稿を提出し、市長答弁が台風前に返ってきて、その時の答弁書は「検討中。」だったのに。
台風を経てその経験が反映されたためでしょうか。
ただ、大きな課題も同時に報告されました。大規模災害が起きたときに、八尾市内で発生する災害廃棄物が300t以上、仮置き場として必要な面積が111ha。しかし公共施設の建物を含めての面積は170ha。甲子園球場20個分以上の面積が必要であるということでした。
だからこそ、公有地を災害対応に活用させるべきだと提案。
余剰地をコンビニに貸して金を取るとか、すぐに民間に売却をするとか、目先の収入ではなく、公(おおやけ)だからこそできる災害への対策を取るべきです。
もうけは民間に任せて、公は公しかできないことを!
災害ゴミの収集については、八尾市のHPが詳しく掲載。
http://www.city.yao.osaka.jp/0000043985.html
ゆうこニュースもご参考に。