こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2018.10.5] -[インフォメーション・活動トピックス]
各派代表者会議でも報告があった、さくら保育園の休園についての報告に続き、10月2日には保護者への説明会が園主催で開催されました。
しかし、その内容は、休園になった理由をマスコミの報道での職員不足とし、休園したのちの行き先の案を市が示すというものでした。
本当にそうでしょうか?
説明会に参加をされた保護者の方から感想が多数よせられています。
「説明会では、内容に圧倒されて、その後のことばかり気がいき、粛々と用紙も配られ、一体どうなるかと質問をするのが、精いっぱいだった。しかしよく考えてみると、納得できない思いでいっぱいだ。子どものことを考えると涙がでる。」
「そもそも休園に至る事となった経過を無視しての説明会に不信感ばかり…。今年の3月から多数の保護者が相談をしているはずなのに、園と市の対応が不十分さ、未だに適切な対応がされていないことにショックです。」
「子どものことを一番に考えるというなら、こんな休園という選択ではなく、経営陣の刷新では?」
「なぜ何も悪くない子ども達が園から出ていかなくてはならないのでしょうか。先生方も同じお気持ちだと思います。今回の一連のことの責任は子どもにはありません。子どもや先生方がそのまま過ごせる方法はあります!」
「一年後の再開を目指すというけれど、休園というマイナスポイントでさらに困難になるのでは。一年後の10月ごろには再開のめどが立っていないと、本当にさくらが無くなってしまう。子どもにとって、親にとって、地域にとって、こんな結末は到底受け入れられない、受け入れたくない。」
など。
こんな思いを携えながら、今日副市長と接見、申し入れを手渡しました。
懇談の内容は以下の通りです。
① 副市長「専門機関につなぐことも含め、子どものケアと親御さんの子どもへの対応の在り方含めてご相談してください。子どものケアの保障を行います。」
② 議員団「一番強調したいところです。社会福祉法人の人事については法的にも自主性が担保されていることは尊重をするところであるが、子どもの最善の利益を最優先にする子どもの権利条約の立場に立ってのふさわしい対応を強く期待する。」と表明をさせていただきました。おそらく、みんな同じ思いだと思います。そこが休園をめぐる一番の肝になっていると思うからです。
③北山本幼稚園の活用を求めました。副市長さんは「物理的に不可能。」と答えられましたが、八尾幼稚園は、学童保育用に改修をして使用しています。集団で近くで保育を行うというならば、最適の場所です。敷地面積は堤保育所より広いです。
建物の改修と、必要ならばプレハブの増設、給食は運び込みもできます。
④今回いろんな保護者の方にお話を聞いて思ったのですが、ずいぶん前から訴えはあったようです。なぜこの事態が続いていたのか。しっかり検証が必要です。他でも起きていた、もしくはこれからのことも踏まえて検証し、対応をすべきです。
以上です。子どもの最善の利益の立場にたっての方向を望むものです。
※ 休園を決定したのは、社会福祉法人の理事会であり、まだ市役所への休園届けは提出されていません。この届けには、在園児がどうなるかを記入する必要もあります。