こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

認定こども園 さくら保育園休園問題 休園に至るまでの経過 2

[2018.10.13] -[インフォメーション活動トピックス]

私の聞き取りや保護者の皆さんからいただいた資料から概略を報告します。

① 休園に至るまでの経過について

 保護者の方々のお話をお聞きしました。「なぜこんなことになるのか理解できない。」と。

事の発端は、二月から保育園関係者(保育士)による園児への強制わいせつの疑いが複数確認される。その後、平成25年にも強制わいせつを疑わせる相談が市に寄せられていることも情報公開請求で明らかに。

「最初は、園が事実を確認をし、事実であれば謝罪をして、今後の保育の方針を共に確認をし、子ども達を安心して保育園に送り出せると思っていました。」

ところが、園側の対応はかたくなに否定。

保護者の皆さんは、警察に被害届を提出。

各会派に届けられている保護者の皆さんの資料では、保護者あてに園の弁護士から、「名誉棄損で訴えることを検討。」「謝罪を求める。」など手紙が次々に届いたということです。

保育とは、子どもを真ん中に保護者と職員と共に作り上げていくもの。

保護者から複数、しかも過去から苦情があがっているのなら、なぜそのような疑いがでたのか、そんなことが無いよう保育が行われる努力、その姿勢を保護者説明会などで示し、普段の保育で見てほしいと共に保育を作り上げていく…。

この対応が求められていたのだと思います。

その歯車がかみ合わないのならば、行政が保育についてのあり方の支援もありえたと思います。

残念ながら結果はそうはなりませんでした。

そして、市役所に対して、対応してほしいと何度も相談に行かれています。

6月には、当該保育士が警察に逮捕。(のち起訴に至る)

7月には、ようやく緊急保護者説明会。そこでは、同職場の保育士さんから勇気ある証言もあり。

7月には、保護者のみなさんが、八尾市に対し「意見書」を提出し、園から市への報告書の内容に問題点が多々あり、園の対応に変化が見られないことを報告。

八尾市に対しては、園からの市への報告書の内容と説明会での保育士との証言が食い違うなど、どう認識してどう対応するかなどを問い、早急に子どもを真ん中にした、保護者と職員がともに作り上げていく適正な保育環境を求めるという立場から八尾市への対応を求めました。

しかし、八尾市からの返答は一か月後、しかも「刑事事件の対象であり、司法の場で明らかにされるものだと考えております。」の一点張りでした。(8月31日)

この返答が保護者有志の皆さんに大きなショックを与えました。

保護者の方はこう言われました。「八尾市に相談に行ったら、逮捕されたら動くことはできるのですが。」と。逮捕されたので相談に行ったら、「起訴されたら動けるのですが…。」と。

起訴されたので行ったら「有罪判決がでたら…。」と。

 

9月21日に「さくら保育園の新規募集中止の知らせ及び今後に関する保護者説明会の開催 10月2日に開催」のお知らせが八尾市から配布される。

保護者有志一同が八尾市議会各会派に「認定こども園さくら保育園の今後についての要望書」を市に提出したと資料を配布。

その資料によると

”男性職員による在園児に対する強制わいせつ事件(現在刑事裁判中)の発覚後、保育園の対応は、迅速性や安心して通園できる保育環境という点からも保護者は不安でした。

そして今般、来年度の保育士不足を理由とした閉園(正確には休園と判明)の可能性があると聞きました。園の不適切な対応や、行政の園への対応の先送りなどあらゆる事態が、心ある多くの保育士達が子どもを残して保育園から去らざるを得ない状況に追いやってしまったのではないのでしょうか。異常な緊急事態です。

子ども達が毎日の生活をし、一緒に成長発達してきた保育園に通えなくなり、バラバラになる事態を避けるために保護者達は以下の点を要望しました。

”園のこの間の不適切な対応を改善し、心ある保育士さんが辞職を翻意してくれるよう説得するための大前提として、社会福祉法人、園の組織体制の抜本的改革。保育士確保。にまず行政として適切な指導をお願いします。”

しかし、10月2日に開かれた保護者への説明会は、園側から”休園先にありき””こうなったのはマスコミのせい”から始まりました。

八尾市からは市の職員がずらりと前に並び説明が。”八尾市も同じ考え””休園は最悪の事態であるが、代替え施設を検討している。””山本南か堤かどっちかに集団で移動。””アンケートを取るのでどっちがいいのか答えてほしい。”と。

これでは、社会福祉法人の休園の決定を保護者に一方的に押し付け、”休園は致し方がないものと遠い代替え施設を選ぶ”が先にありきで説明会は進められていきました。

なぜ社会福祉法人が”休園”を決定したのか、どうすれば大量に辞意を表明する保育士さんを引き留めることができるのか、そのためには何が必要なのか、納得いく説明も議論もできていません。

代替え施設も北山本幼稚園(休園中)があるのに、あえて遠い堤や山本南を候補地に挙げるのも不自然です。

園と市のペースで事態が進んでいこうとしているのですが、一番欠けているものがあります。

それは、子どもの最善の利益はどこにあるのか。この立場と議論です。そのために社会福祉法人はなにをすべきか、保育行政はどう対応すべきか、市長はどう対応するのかを決断すべきです。

保護者の方はこう言われます。「子どもを守るために、子どものためにと思って、動いてきた。親として当然のことを求めたと思う。しかしなぜ、子ども達が出ていく事態になっていくのか…。」

(続く)在園児の保育保障は、保育行政の根幹であり、八尾市の子どもの最善の利益の立場に立つのかその姿勢が問われている。へ