こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

八尾市内認定こども園の休園問題について 八尾市は社会福祉法人に休園の説明責任を求め、保護者にも保育士さんにも示させるべき。

[2018.10.26] -[インフォメーション活動トピックス]

認定こども園の休園について八尾市から議会で受けた報告では・・・・。

平成30年9月27日の各派代表者会議(非公開)

”平成9月18日に法人理事から、元職員の逮捕・起訴事件等の影響で、職員を確保することが困難な状況であることから、法人理事会及び評議会において、平成31年度については休園するとの報告があった。”

”保護者に対しては、10月2日に説明会を予定、八尾市も同席予定。”

”次年度の通園先として、新たな受け入れ枠を確保する必要がある。公民協力して受け入れ枠の確保に鋭意取り組みを行い、対応方策が決まり次第、改めて報告する”

その際、なぜ休園なのかをお聞きしたら、「次年度に向けた新たな保育士の確保が難しい状況の中で、法人として休園という判断をされ、その旨の報告を受けております。」

「園を今の形で活用すること事が事実上困難である。園の方とも(市として)いろいろお話をさせてもらう中で、保育士の確保が今回のマスコミの報道を受けてなかなかむつかしい。派遣会社にお願いしてもぎりぎりになってからキャンセルが出る。いままでお願いしていたところもいい返事をもらえない。そういう状態をお聞きしておりますので、我々が今打てる手とすれば代替えの施設をしっかりと用意して・・・・」

とお答えがありました。

つまり、この問題がマスコミに取り上げられたことが職員の確保が難しい状況を生みだしたという説明でした。

しかし、今回テレビの番組を見ていると、”保育士さんが全員退職希望”と報道されたら、お電話で、保育士の関係の方から”園はどうなるのですか?雇用が無くなるのですか?”と相談があったり、一体どうなっているんだ!

昨日、法人指導の担当部長さんと子育ての担当部長さんにヒアリングを行いました。

Q 「新たな保育士の確保が難しい状況の中で、法人として休園」とあるが、詳細は聞いているのですか?何人辞められて、補充が何人できないとか。」

A「聞くたびに数は変化するもの。具体的には聞いていません。」

Q「市が8月下旬に行った、保育士さんへの聞き取り調査は、反映されているのですか?」

A「それはありえません。保育士さんの思いについては園にまとめてお伝えをしています。」

Q「法人からの報告はどういう形で行われたのですか?」

A「口頭です。詳しくはお聞きしていません。休止届はまだ出ていませんし。」

Q「こんな状態で、休園を認めていたら、簡単に休園できますよね…。」

A「・・・。」

 

??? 休園の保護者説明会も開き、代替え施設も準備を始めているけれど、休園についての合理的な説明は求めていないのではないのか。そんな思いが頭をよぎりました。

しかも、マスコミの報道では、過去に保育士さんが辞めさせられていたとか、言うに言えない環境があったなどが証言として紹介されていました。

そもそも、この認定こども園がなぜ休園をするのか、八尾市は合理的な納得のいく説明を求めるべきではないのでしょうか。

なぜ、職員が辞めるのか、それは運営に支障をどのようにきたすのか、それは改善ができないのか。確保は何人必要なのか、それは克服できないのか。

八尾市の今果たすべ公的責任は、休園の合理的な根拠をきちんと示させ、また、保護者や雇用している保育士にも示させるべきです。