こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2019.2.20] -[インフォメーション・活動トピックス]
2月28日(木)の本会議の2番目に(11時前ぐらい)に個人質問します。
一次選考で(新規・転園)で合わせて500人の子どもたちが保育園に入れませんでした。市長は認定こども園計画の破綻を認め、子どもに失政のつけを押し付け進むのではなく、現職の市長として今手立てを打つべきだと求めます。
質問の主な内容は以下のとおりです。
そもそも認定こども園計画は、公立施設の大リストラと大幅縮小(26から5へ)と大規模ハコモノを作る計画でした。公立認定こども園の土地買収・建設で66億円の税金が投入。安倍政権の地方こわしの公共施設の集約化・大リストラの最先端。補助金も起債もふんだんに!
希望する子どもをすべて受け入れる計画だとしてきた。
が、結果は案の定、一次選考で500人落ち。(新規・転園)二次選考が始まっているが、100人ほどの受け入れにとどまる。
公立認定こども園の幼稚園枠(1号)も抽選で90人落ち。80人が待機を希望。行き場なし。(3,4歳)
市民は、この計画を見破り運動を広げてきた。パブコメには1000件の反対意見。休園やめて、公立保育所の存続をなど毎議会ごとに請願署名、合計12万5千筆。
昨年の6月議会 には、「待機児童は解消する。」と豪語していたのが、9月議会には「その姿勢は変わらない。」12月議会では「新たな保育需要は平成32年度の事業計画で。」と無責任答弁に。同時に12月議会では、公立保育所・幼稚園の全廃条例を市長が提案し、共産党を除く公明・自民・維新・市民クラブが賛成に可決、追認をする。
事態を予想しながら、公立保育所・幼稚園の全廃を決定。現在に至る。
一次選考で500人落ち。
教えてください。全国で500人が希望する園に入れないのに、2つの公立保育所を廃止し、一つの民間園の休園を認める市があるのか。
何のために、公立堤保育所と弓削保育所の在園児は公立認定こども園に移動するのか。市長の計画を実現するためだけです。その結果が500人希望園に入れないのに2つの園が廃園でがらんどうのまま放置されるのです。
しかも、今回、公立南山本と安中認定こども園は、計120人の定員を募集をしませんでした。2年後に荘内・末広公立保育所を廃園にするので、その時に在園児を受け入れるために定員を確保しているからです。これほど保育需要が高まっているのに、2年後さらに2つの保育所を無くし、そのために今年は120人の子供を公立が受け入れを拒んでいるのです。
公立を減らしても・民間が受け入れるとし、民間だのみで進められてきたが、民間認定こども園さくら保育園が強制わいせつ事件で休止届けが提出され、市が承認をしたら休園となります。(市は休園を前提に進めてきた。)
市長の認定こども園整備計画の最大の誤算は、①保育需要の伸びを甘く見すぎたことと、②頼みの綱の民間園が急きょ休園。拍車をかけた。
犠牲になるのは、子どもたちです。
現職の失政は現職が責任を取るべきです。
① 公立堤・弓削保育所の在園児が移動することで廃園が生まれるという矛盾した事態の打開。
② 公立末広・荘内保育所の廃園を中止し、公立南山本・安中認定こども園で確保している計120人の募集をただちに行うこと。
③ さくら保育園の休園には、最終的には市の責任でその場での保育の継続を行うこと。
④ 民間園で保育士を確保できれば子どもを受け入れるところが多々あります。保育士確保のための八尾市独自の手立てを講じること。
28日の質問で、この問に市長が答弁をし、更なる追及を行います。
ぜひ傍聴に来てください。
市民の思いは、『ただ残したいだけ!』
市長の計画は、どんなに保育園にはいれない子どもがいても『ただ潰したいだけ!』