こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2019.12.3] -[インフォメーション]
パソナに民間委託されてる八尾市役所の市民課窓口業務でパソナの元従業員による公金横領事件が起きたのは記憶に新しいところです。
八尾市とパソナの民間委託の業務契約書を情報公開しました。すると…。
なんじゃこりゃー!久しぶりに見るのり弁です。
そもそも、パソナへの民間委託は、市民課窓口業務の効率的・柔軟な運用のためです。
しかし、この黒塗りではその具体的な内容が‘一切隠蔽されています。
その理由は、企業秘密。
市役所の業務を委託するのに企業秘密なんて!全面公開が当然でしょう。
そのことを質問で取り上げました。
すると、我々が(市役所)が検証しているから大丈夫と。
それをチェックするのが議会なんです!!
議会や市民に公開をせず、市役所とパソナの秘密!?
こんな中で起きたのが、パソナによる公金横領事件だったのです。どんな運用をしているのかも黒塗りでした。
お金は補償されます。しかし、市民課業務は、市民の最高度の個人情報の塊を保管し扱います。個人情報の流出は取り返しがつきません。
どんな方法で運用しているかも黒塗り状態で、どうして民間会社が個人情報を扱って大丈夫だと断言できるのでしょうか。
それは“安全神話“です。直ちに直営に戻し、公金の扱いと個人情報に公的責任を果たすべきです。
市民課の窓口業務に市の職員がたずさわらなくなって5年。
ベテランの職員にお聞きすると、「市民課の受付は、市民に接して本当の気持ちを汲み取り書類に起こすこと」と言われていました。市民に鍛えられて一人前になると。
「本当にその書類を破棄するの?と最後まで見ていた市民もいらしゃった。新人の時はびっくりしたが、人生を左右しかねない個人情報を扱っているのを肌身で感じて経験を積んでいった」とも。
現在の市民課では、市職員が市民と一番接する職場が、市民と最も断絶されています。
最前線で対応しているパソナの社員さんとも書類のやり取りだけ。(偽装請負を防ぐために話もできない)
これでは市職員の市民課窓口業務の技術の継承と人材育成もできません。それは、この業務の継続性、安定性を損なうものです。
市民課窓口業務を直営に戻すべき。
新やお改革プラン、実行計画では、R3年度からの保育給食、清掃、学校校務員など民間委託の検討、学童保育の運営方法の検討など民営化目白押し。
民間委託先にありきストップ。市民課窓口業務を見よ!デタラメな民間委託で公金横領事件が起き、個人情報も大丈夫の安全神話を振りまいている。こんなことをこれ以上広げたらあかん。