こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

7月臨時議会召集される。補正予算の概要報告

[2020.7.28] -[インフォメーション活動トピックス]

あすの本会議から10日間の日程で7月臨時議会が本日召集されました。

 

総額27億円の補正予算を市長が議会に提案。予算決算分科会(各常任委員会)に付託され、審査が行われます。

 

詳細は、各常任委員会で審査されますが、現段階での調査結果の概要をお伝えします。

 

まず、今回の補正予算は、国の2次補正の臨時交付金23億円をほぼ活用する内容になっています。現在の第2波への対応、くらし営業の危機にスピード感を持って対応したと言えます。

 

さて、危機的な速さで拡大をする新型コロナ感染に対する手立てについてです。

 

大阪でも八尾でも感染が危機的な速さで広がっています。https://www.city.yao.osaka.jp/0000053282.html (八尾保健所より 感染拡大の危機について)

 

政府は対策どころか、GOTOで全国に感染を広げる無策ぶりです。日本共産党は、ただちに大規模検査で隔離・保護・治癒を緊急に行うように求めています。

 

https://www.jcp.or.jp/web_policy/2020/07/post-844.html (新型コロナ対策に対する緊急申し入れ)

 

保健所の体制強化も急務です。

 

 

今回の補正予算では、新型コロナに対応する病院への支援金として3.3億円が計上されています。診療・検査体制の強化・拡大のためです。大阪府内でもこれだけの予算を現在計上している市はあまりないようです。

 

新生児への10万円給付や延期されていた乳幼児健診の医療機関での個別健診なども。

 

さらなる拡充を求めていきます。

 

次に、地域経済対策です。

 

今回、八尾の産業の中核であり、ものづくりの集積を支える製造業に対して、給付金を支給する事業が提案されています。予算規模は、八尾市内製造業者2600社ほぼ全部を対象としています。(8.2億円)思い切った予算案です。

 

ただ、申請時期が問題です。やおの景況調査でも1~3月でも、既にマイナス・低調です。申請・給付は一刻も早く行うべきです。改善を求めます。

 

他、地域商業にぎわい創出で1億円、地域公共交通機関など感染症対策助成に1千万円。市内の事業所や労働者対象に雇用問題を社会労務士や弁護士の個別相談拡大など。

 

教育現場では・・・

 

夏休みがたった9日間で、酷暑の中学校に通い続ける子どもたち。学校現場は熱中症対策で体育は中止、給食はカレーと牛乳だけなど異変が起きています。先生は7時間授業終了後、教室消毒にトイレ掃除など過度の負担がのしかかっています。

 

詰め込み、押し込みの学校教育ではなく、こどもの状態に応じた教育と感染症対策も行うことこそが必要です。

 

全国知事会も市長会も少人数学級を要望し、政府も動きを見せ始めました。

 

しかし、今回の補正予算には、学校の業務をサポートするスクールサポーターが各学校1人追加だけの予算提案です。(650万円)

 

ただちに少人数学級に踏み込む先生の増員が必要です。

 

他、全体育館にエアコンを設置する予算計上がされていますが、使用開始は来年予定と現段階では聞いています。全体育館に今年の夏を乗りきるための手立てが必要です。少なくともスポットクーラーの整備が必要です。(7.5億円)

 

以上現調査段階の概要です。他事業や詳細については、各常任委員の予算決算分科会での審査をお伝えしたいと思います。