こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2021.4.10] -[インフォメーション・活動トピックス]
全国で1番危機的上だと言えるのが大阪。その大阪で、人口10万人あたりの陽性者数が府内で2番目が八尾市。
その八尾市で4月の臨時議会が今日から2週間開催されます。市長は「八尾市は感染爆発と言えるひっ迫した状態。」と議会運営委員会で報告をしました。
続けて、「限られた貴重な時間をフル活用しながらワクチン接種の体制を構築し感染症対策等対応し、大規模危機対応にご理解いただくようお願いします。」
ところが、今回の総額予算11億円の半分に当たる5億円をキャッシュレス決済のポイント還元に使います。しかもいつから?と聞いたら「すぐには実施をせずにまだまだ先。」でした。
肝心の検査体制の予算は、全体の5%にあたる5千万円。これは高齢者施設等の従事者の2回分の集中検査分しかありません。
市会議員団のアンケートには、収入減や失業など切実なSOSが次々と寄せられました。景気動向調査もほんの一部の大手の製造業を除いてマイナスになっています。
大規模災害と言える事態に対して今必要なのは、直ちに使うことができる直接支援です。
はるか先のキャッシュレス決済ポイント還元。しかも、限られた人やお店しか使えません。
いますぐ使える現金給付や全ての人が平等に使える商品券へ!
ちなみに市民一人当たり2千円を給付(現金または商品券)して5億3千万円です。はるか先のキャッシュレス決済ポイント還元諸々と同額!
柏原市は1人5千円の商品券を給付。(柏原市内のお店限定)
検査体制を高齢者施設等の従事者から入所者、利用者、医療機関、保育所にも広げるべきです。
今回の予算が3000人分で5千万円。入所者の約3000人(定員)、市立病院の医療従事者・事務職で約1000人、入院患者250人を合わせても約1億2千万円です。
留保財源6億円の2割の活用で実現します。
これでは“到底理解する“ことはできません。今の市民生活と感染爆発の現状とこの予算案は乖離をしているのです。
生理用品の無償支給の予算が盛り込まれたことについては少額ですが評価をするということは申し上げたいと思います。
この予算議案に対して、12日の本会議(10階)10時すぎから質疑を行います。
質疑者 日本共産党 田中ゆうこ