こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

ワクチン接種予約取りで「疲れた。寿命が縮んだ。」と

[2021.5.24] -[インフォメーション活動トピックス]

 

土曜日にオンライン市政報告会(ゆうこ)、今朝はワクチン接種Q &A相談会をして感じたことを。

 

65歳以上の高齢者の方が、焦って混乱に落ち入り、疲れ果てて「寿命が縮んだ」とまで言われていました。

 

個人病院の予約が始まった当日、朝6時から大雨の中を2時間以上列をなして待ち続けた高齢者の方。(誰でも可の病院で)

 

集団接種の予約で100回電話をかけて、1日中電話の前に座り込んだ方。(40秒で埋まったらしいのに)

 

その一方で、今朝予約が取れました。(個別接種)などの連絡も入り、焦りは広がる一方です。

 

まず、集団接種と個別接種の人数配分では、八尾市は圧倒的に個別接種です。

 

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ちなみに次の集団接種の予約は6月23日9時からです。(接種は7月2日から開始)。

個別接種でも公開はしていないけれどワクチン接種を行うところあり。

名簿にはないけれど、かかりつけの病院から「大丈夫やから」と声がかかっている人もあります。

中には、でかかりつけでなくても予約の予約で対応しているところもあるようです。

 

圧倒的な個別医療機関で、予約の段階ですでに混乱が起きています。

 

集団接種を受けられない、残りの6万人について、個別医療機関での接種の予約を各医療機関へ任せっきりでは、混乱や負担があるのではないのでしょうか。

 

特に誰でも可としていただいた医療機関には多大な負荷がかかっていると思います。

 

“誰でも可“の病院で、その病院に従来かかりつけで通っていた患者さんが「予約の電話がつながらない。」と他の病院を探し回っています。

 

行政として計画的な予約受付をどう行うかを示すことはできないのでしょうか。

 

「予約の見込みが立つことだけでホッとする。」とみなさん、おっしゃっておられます。

 

そもそも八尾市のHPでは、このようなグラフが示されています。

 

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ワクチン供給と接種見込みの計画です。(加筆あり)

 

ワクチンの供給見込みは6月の上旬には人数分確保。

 

問題は接種の進捗状況が段階的であるということです。

 

なぜなら、人手と通常診療への支障があるからです。

 

現在で接種見込みは1割。9割が接種できない前提です。6月の中旬以降でようやく5割の接種見込みとなっています。

 

今、予約が殺到しているのは当然のことなのです。

 

八尾市のHPにはこうあります。

 

ワクチンの供給と接種の見込

新型コロナワクチンは十分に供給される見込みです。接種を希望する方は、全員が必ず接種できますのでご安心ください。」

 

「全員」が「必ず摂取できる」という、この内容を行政が具体的に情報提供をすることが求められています。個別医療機関まかせにしていてはなりません。通常診療もされているのです。

 

最後に、市立病院です。この間、新型コロナ間s燃焼患者の受け入れや発熱外来、検査体制など公立病院としてその役割を発揮するために奮闘していることは重々承知しています。

一方、ワクチン接種は地域のクリニック中心であったとしても、“誰でも可“の医院が少なく、現状で予約がパンク状態を考えると、市立病院でのワクチン接種のにも踏み出していただきたいと思います。検討中とはお聞きしていますが、実現を要望します。

 

でも、そもそもはワクチン接種に責任を負うのは国です。(ワクチン接種は国事業)

 

お尻を決めて高齢者や自治体を急かして混乱に陥れるのではなく、なにがネックなのかを現場からの声を聞いて、戦略を立て直して、全面支援をすべきです。