こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2021.12.11] -[インフォメーション・活動トピックス]
昨日の健康福祉環境委員会で、学習プラザ(めぐる)を土日休館する条例案と土日休館に反対する請願が審議されました。
なんと!条例案は否決、請願は採択!市民の力が大きく情勢を動かしました。
当日の委員会では夜遅くまで白熱の審議。
「環境教育・啓発の市民のための拠点施設をなぜ土日休館にするのか」
「土日を休館にしたら、経費が500万円削減できる」
「フリーマーケットや市民講座ができなくなる」
「現時点では、休館中に業務委託で対応する。」
「それではコスト削減できないので、条例を変える意味がないのでは」
学習プラザ(めぐる)は気候危機打開のために脱炭素が必要です。そのための環境教育・啓発の拠点施設であり、市民の自主的な活動を支援する事業を行う施設です。現在指定管理者が運営をしています。
この施設の市民活動用のスペースを市職員の執務室として使用をする、いわゆる庁舎化です。だから土日を開けるわけにはいけない、そうすると土日中心に行なっていた企画もできなくなる。そのことでその分の人件費や事業費も削減できる!
驚きました。環境教育や啓発に対する八尾市の貧困的発想。
なぜなのか。この間、八尾市は環境教育・啓発を拠点施設の権限ごと指定管理者・民間に丸投げをしてきたからです。
自らの蓄積やノウハウ、思いは培ってこなかったのでしょう。指定管理者制度の致命的欠陥ともいえます。
指定管理者をしてきたNPOの活動は評価されるべきです。でもそれが行政としての経験や蓄積として生かされなくてはNPOが撤退したときに何も残りません。直営にした時も然りです。
審議の末、態度表明。
この条例改定に反対 共産党(1人)、未来(1人)、公明(1人)
条例に賛成 維新(2人)無所属(1人)
なんと可否同数!そんな時は委員長の判断。なんと委員長は共産党!もちろん「条例改定には反対」!
同時に、この委員会では、“土日の休館に反対する請願署名“が採択されました。(賛成 共産党、未来、公明、無所属。反対 維新(2人))
なを、維新は「土日にやってるフリーマーケットや市民講座を罰の場所ですればいい。何もこの場所でする必要性がない。一部の人のために開館して税金を使うのは無駄遣いだ」と主張しました。
しかし、フリーマーケットなどは市の指示で環境教育や啓発の一環で実施していることをご存知でしょうか。
なぜ他の施設でする必要があるのでしょうか。それならば環境教育・啓発のために10億円以上かけてこの施設を作った意味がありません。そっちの方がよっぽど税金の無駄遣いではないのでしょうか。
引き続き最終本会議へ。let’s go
学習プラザ(めぐる)の玄関を入ると正面に日本バラタナゴの水槽が!絶滅危惧種だそうです。なんと八尾で生息中。
ベビーカーやベビー服のゆづりますコーナーは大人気!
数多くの市民講座。子どもさん連れの参加が多いそうです。
これらの活動がなくなることが、経費削減であり環境教育や啓発の拡充につながるんですって!
驚きました。
そんな条例改定が委員会で否決されました。速報です。