こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2022.11.6] -[インフォメーション・活動トピックス]
11月4日に全教八尾(全教職員八尾)の学習会に参加しました。全教八尾とは、市内小中学校の先生の組合です。
宮本郷子(龍谷大学講師で教育相談おおさか相談員)先生が「1人ひとりの子どもが大切にされ、子どもの発達が保障される特別支援教育を」のお話をされました。
講演では、そもそもこの文科の通知の問題点を指摘。
特別支援学級の在籍児童生徒数が増加している背景には、通常学校の過度に競争的・管理状況があり、学校が子ども達にとって生きづらい場所になっていること。
とりわけ発達障害やその傾向を持つ子どもや学習面で何らかの配慮が必要な子ども、特別な教育的ニーズを持つ子ども達が支援学級に在籍することにより、学校で学ぶ時に必要な支援や配慮をしてほしいと保護者や本人が願うのは当然のことであること。
インクルーシブ教育と言いながら、もう一方で選別を進める実態をあらため、行きすぎた管理教育をあらため、少人数学級の推進が必要。
大阪の特別支援学級は、子どもや保護者に寄り添い励ます役割を担ってきた。
文科の通知は、教育そのものが抱える問題、在籍が増え続けている理由の本質に触れておらず、不十分な支援体制の中で、大阪の支援学級の担任が担ってきた重要な役割にも触れることなく、支援学級を拠り所にしてきた保護者の思いを汲む内容がいっさい示されていない。
にもかかわらず、「通知」が支援学級での授業時間を根拠に「学びの場の変更」を求めることは極めて不適切である。
国連障害者権利委員会もこの通知の撤回するよう勧告。
今、必要なのは全ての子どもの発達が保障される教育の実現です。
意見交流では、学校の先生から、子どもや親の願いとの矛盾が生まれている状況が報告されました。
放課後デイサービスの先生からも、保護者から相談を受けていることなど報告。
保護者からは、教育センターに相談をしているが納得できず、合意できない旨を伝えたが、再来年度は無理と伝えられたなど報告がありました。
現在進行形の問題が目の前で起こっています!
学習会が終わっても、なかなか帰らず、この場の参加して、つながったメンバーで、ゆるやかなグルを作り、さっそく交流会を開いて状況をつかんで改善を求めて行こう!と新たな動きも生まれました!
追ってお知られしますね!