こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

自衛隊基地の強靭化計画 ”敵基地攻撃能力保有は反撃を生む” 八尾自衛隊駐屯地にも動きが 質問で明らかに 

[2023.3.3] -[インフォメーション活動トピックス]

 改選前の最後の個人質問。私は迷わず平和の問題を選択しました。

 

八尾空港は以前からオスプレイに狙われていたし、自衛隊八尾駐屯地の動きも気になる。

 

敵基地攻撃能力保有と日米軍事一体化、そして沖縄・南西諸島へのミサイル配備強化。きっと何か起きると感じていました。

 

するとしんぶん赤旗日曜版のスクープ記事。全国300カ所の自衛隊基地の強靱化計画。なんとその対象に八尾駐屯地が!

 

しかも、私の質問の前日に小池晃国会議員が国会でこの問題の追及を行い、さらに全容が明らかに。その内容を受けて質問にのぞみました。まさにチームプレイ! 神がったタイミングでした。

 

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-03-03/2023030301_01_0.html (小池あきら議員の国会での質問)

 

岸田自民公明政権は、敵基地攻撃能力保有(トマホークや極超音速ミサイルなど長射程ミサイル)し、沖縄・南西諸島のみではなく全国に大型弾薬庫を整備する。(130ヶ所 23年度は青森・大分・呉・京都など)

 

これが抑止力となって、攻撃をためらわせる、つまり戦争を防ぐことができるのだと主張します。

 

しかし、抑止力・力の論理では、偶発的に戦争が起きる時もあるし、抑止力が破綻した場合に戦争が起きます。反撃・報復攻撃を受ける…。

 

実は、防衛省はそのことも踏まえて、自衛隊強靱化計画を行います。防衛大臣の答弁では「戦争を継続させるために」です。

 

核攻撃も想定して、司令部は地下に基地は強靱化を。全国300カ所、2万棟。

 

そして、その対象に八尾自衛隊駐屯地もランクイン。

 

質問では、事前に防衛省等に確認を取るよう求めていました。しかし、「確認はする気はない」と無責任答弁。

 

では、自衛隊基地を強靱化する場合、大規模改修や増築・新築になります。都市計画法や建築基準法の手続きが必要となってきます。その動きはあるのかと質問したところ「自衛隊が相談に来ている」と答弁。

 

確認取るまでもなく、向こうから相談に来てるではないですか。もうすでに事態が動き始めている。その計画の全容はいつ知ることができるのかと質問すると、ほぼ工事着工と同時期。

 

だから、市民の命を守る立場から、防衛省に全容を確認をせよと迫りました。

 

だって、しんぶん赤旗には、防衛省はこの強靱化計画を予算案を国会に提出する前に大手ゼネコン200社呼んで大相談会を開いてたそうな。地元自治体にこそきちんと説明すべきだ!

 

そして、恐ろしい事実が明らかになってきました。強靱化が必要だということは、報復攻撃の対象になっているということ。つまり、敵基地攻撃能力保有などに関わるものが整備される可能性が高い。

 

例えば弾薬庫とか、輸送に関わるもの(オスプレイ?!)そして八尾空港の米軍と自衛隊の共同使用。軍事が民間のインフラを使えば即標的。

 

敵基地攻撃能力保有は、沖縄・南西諸島のミサイル基地強化だけではない。全国配備、そして八尾も渦中にいるのだ。つまり報復攻撃の捨て石になるのは沖縄・南西だけじゃない。全国の国民です。

 

だから戦争だけは避けなくてはならない、地域の緊張を緩和させなくてはいけない。それが憲法9条であり、八尾市非核平和都市宣言です。

 

市長に市民の命を守る立場から、敵基地攻撃能力保有の撤回と、八尾空港と自衛隊八尾駐屯地が標的となる敵基地攻撃能力保有や米軍の利用に反対をせよと要望しました。

 

しかし答えは、安全保障は国だとか、意見を述べる立場ではないとか、防衛省には聞く気はないとか、の繰り返しでした。

 

自衛隊や空港のある八尾市では、敵基地攻撃能力保有の問題は、選挙の争点です。平和の5議席を確立させてください。引き続き議会でこの問題を取り上げ、チェック機能を果たさせてください。共産党の議席がないと誰もこの問題は取り上げません。取り上げられません。そして止めることはできません。