こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2023.7.22] -[インフォメーション・活動トピックス]
特別支援教育 交流会 7月21日
通級指導教室、支援学級、その他今気になることや不安なこと要求をだし合っていこう!と、前回、新学期が始まって1学期の途中で交流会を開きました。次回は夏休み前に!と決めて今回の交流会を持ちました!リアル参加からzoomでの参加もありました。
谷沢市議から6月議会での特別支援教育についての個人質問の報告と、保護者から、先生からなど今の状況が交流されました。
谷沢議員から6月議会の報告
文科省の通知によって、支援学級が減少(中学校が3割、小学校は2割)し、通級指導教室が増加したものの未設置の学校も。
文科の通知の内容に200人が合意に至っておらず、教育長答弁では「柔軟な対応」が確認されたことなどが報告されました。
また、他の会派も通級指導教室の全校設置を求める質問などもあり、保護者の願いが状況を動かしています。
通級指導教室の状況については、
週に一回の大切な時間、担任の先生以外に相談できる先生。年度途中からも利用できます。先生は、通級教室のない時は全クラスを回っており分刻みに動いているようです。通信を出したり、子どもたちへも教室の内容を伝えたりと工夫。やっぱり全学校への設置が必要。未設置の学校の状況が気になります。
文科省の通知の内容に合意しておらず、引き続き支援学級に在籍している保護者から
1学期の懇談では来年どの話は出なかった。中学校は夏休みに面談、小学校は2学期に面談。その時点での子どもの状態で判断となるけれど、戦々恐々ですと思いが語られました。
支援級に在籍する小学校1年生の保護者から
「入学前にまだ始まっていない学校生活で、つまづきもわからない中、決断を迫られた。支援級への在籍は固定的なイメージも説明された。子どもの運命をこの時点で決断をすることになると思い大変悩んだ。療育の小児科の先生や放デイの先生の後押しで決意をした。」など当時の思いが語られました。
ある学校では、支援級の担任の先生が産休に入り、2学期からの担任の固定が未定であること、通常学級の担任も交代したことが報告!子どもが不安定になるのではと。でも学校の大変さもわかるし、学校に「不安です」と伝えられないもどかしさも。保護者同士のつながりや交流も機会が少ないのでこういう場が貴重だと現状も語られました。
来年度の新入生の学校見学が始まっています。
そのさい、「支援級に入ると教科が遅れる。6年生で5年程度」など説明を受けて不安を抱えて帰った保護者もいるようです。支援級に在籍でもそうでなくてもその子に応じた成長・発達の保障をどう実現していくのかという説明が必要です。また、文科の通知通りの条件が適用されているので、より一層支援級へのハードルが高くなっているようです。
子どもにとって、教育とはどうあるべきかが議論となりました。
支援学校での学びや支援学級での学び、通常学級での学び、どの子もどこで学んでも成長発達が保障されるために本来教育条件の整備が必要ではないかと。
学校に子どもを合わせるのではなく、子どもに教育を合わせてほしい!など思いが交流されました。
今回のこんだんでは、保護者や先生、そして放課後デイサービスの関係者が出席されました。放デイが2歳から18歳までの子どもと一貫して関わる事業所として、子どもや保護者の支えになっているケースもあることがわかりました。みんなで力を合わせていきたいですね。
次回は、10月6日(金)夜7時から予定しています。ぜひご参加ください。zoomでの参加も可能です。