こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

特別支援教育・学級交流会 ② 子どもの支援をどう保障していくのか 見えてきた課題

[2023.12.6] -[くらし・労働なんでも相談インフォメーション]

 

素敵な青年からのお話を聞いた後は、現状交流会。

 

文科省の通知によって支援学級の在籍に条件がつけられて、今年度は支援学級の数が減少。通級指導学級は増えたものの、未設置の学校や人数の多い学校も。

 

現場を交流する中で、いくつか課題が見えてきました。

 

① 教育委員会が「合意形成を大切にして段階的に進めていく」と立場を表明していることについて、『段階的』の実態が明らかになってきたこと。現在在学中で合意に至っていない児童については、強制はしないが、新小学1年生は文科省基準が事実上強制的に適用されていること。中学進学時には、評定の問題もあって、これも事実上支援級を選択できない状況があること。

新一年生の保護者には大変辛い選択であり、まだ始まってもいない小学校生活で自分が子どもの一生を左右しかねない選択を今できるのかと悩んでいること。

 

②今までの支援学級のあり方は、子どもの支援の選択肢を増やしていたこと。特に小学校高学年で、支援学級に在籍しながら、支援学級での学びを少なくし、通常学級で過ごす時間を段階的に増やしていき、中学校での通常学級選択の幅を増やしていったこと。文科省に通知基準では、この運用ができなくなること。

 

③ 中学校での支援学級在籍になると評定が“みなし1“になること。維新の始めた学力テストを1年からから実施し、評定に反映させるシステムによって、中学校入学時から、高校進学のこちを考えなくてはならないこと。進学時に「高校は私立か公立希望か」聞かれると。中学校生活はこれから始まるのに、判断がつかないこと。そもそもみなし1の評定ってなに⁉️

 

④ 通級指導教室の果たす役割は大きいものの、1教室に20人の児童が通級する場合もあり、先生の配置が少なすぎる。夜の8時から9時まで計画の準備が必要な先生もいらっしゃるということで長時間過密労働が懸念されている。最大週8時間としているが、そんな先生の配置にはなっていない。また、支援学級は子どもの居場所としての役割を果たしていたが、通級指導教室はそうではないなど。

 

その他

 

進学先の中学校では、来年からようやく通級指導教室が設置されるが、支援級か通常学級か見極めるのに時間が欲しい。学校に相談したらそうしてくださいと受け入れてもらえて安心した。

 

現在、不登校で発達検査でグレーゾーンだった。来年から支援学級を希望しているので、いろいろ知識をつけたいから参加をした。元気な不登校であり、学校に居場所がない。支援学級が居場所になってくれれば…。

 

この間、「合意しません!」と宣言し今まで続けてきた。中学生に向けて支援学級在籍で調整中!たくさんできることを増やして、前向きに元気に学校に行っている。

 

放課後デイの先生からの発言が印象的でした。

 

「その子にあった支援がどれだけ保障できるのかか大切では。その子の姿を掴むこと、その状況に合わせて支援級や通常学級、通級教室を柔軟に組み合わせることがベストだと思う。評定は本来その子の姿の全てを反映されるべきで、どの学級に在籍しようとその子の姿は変わらないはず。学校の先生に発達障がいの専門性も求められているのでは。子どもたちがいい支援者にたくさん出会えるシステムが必要だと思う」と。

 

先生も大きく頷いておられました。

 

保護者の実感、現場の先生の教育者としてのプロの意見、そして発達支援のプロである放課後デイの先生の視点、などなど貴重なお時間をいただいてありがとうございました。

 

通級の問題、評定の問題など引き続き調査をしていきたいと思います。そして新小学1年生の問題!これからの問題です。

保護者の皆さんが持っている違和感や悩みはおかしいことではありません。ご一緒に子どもの支援を保障するために力を合わせていきましょう!