こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2023.12.25] -[くらし・労働なんでも相談・インフォメーション]
未だ信じられません。八尾の文化財の拠点である歴史民俗資料館の運営を株式会社に委ねるとは。
準備は着々と進んでいました。
シンやお改革プランで“文化財の保護や調査研究の団体である文化財調査研究会のあり方を検討“と位置付け、解散の協議が市から申し入れられ、文化財課は教育委員会から市長部局へ。
歴史民俗資料館は社会教育施設ですが、組織的にその役割を放棄して観光にすり替えられ、空飛ぶクルマと同居する課の係に格下げとなりました。
そして、八尾市市内の生涯学習センターの指定管理者をすでに担っている小学館集英社・長谷川コミニティーが、歴史民俗資料館の指定管理者へ。
社会教育施設でありながら、人件費の削減と収益を今の2倍へと提案がなされ、そこが評価ポイントだったと言うことです。
これからの引き継ぎも4月以降の事業計画も、具体的なものは示されず、不安が募るばかりです。
そもそも現在歴史民俗資料館に勤務している文化財調査研究会の職員は、6月議会の条例によって市の職員になる予定でした。
それならば、この施設を直営にしたら、現在の到達を市が引き継ぐことになり発展もさせることができます。
答弁でも「市の関与が必要」としています。
それなら、わざわざ指定管理者にして、市の職員を排除して株式会社にまかせる方が非効率です。
何よりも社会教育の主人公は住民です。市民と共に創り上げてきた文化財行政と歴史民俗資料館を市民不在で、民間先にありきのシンやお改革プランが先にありきで進めた結果がこれです。
八尾の歴史に“悔い“が残る結果となりました。府内でもトップレベルの文化財行政が…。
http://www17.plala.or.jp/yaorekimin/
ぜひみなさん、今の歴史民俗資料館を見に行って下さい。八尾の文化財の歴史を目に焼き付けて下さい。お話を聞いて下さい。
ただし、1月いっぱいは休館するそうです。
12月議会でのこの問題の私の質疑の動画(八尾市議会HPより)
http://www.kensakusystem.jp/yao-vod2/video/R05/R051130-00-2.html
最終本会議の反対討論の動画はアップされたら更新するようにします。