こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

八尾市の公共施設に異変 指定管理者の矛盾が次々

[2023.12.26] -[くらし・労働なんでも相談インフォメーション]

 

公共施設に指定管理者制度を導入して、株式会社に運営させる…。この方法が日本全国に広まって早20年以上。いよいよ八尾でもその矛盾が浮き彫りになってきました。

 

①  生涯学習センターに続き、なんと歴史民俗資料館が株式会社の運営に。人権費の削減と収益2倍化が選定の決定打。

 

②  総合体育館(ウィング)などスポーツ施設の運営からオーエンス株式会社が撤退。八尾市財団法人体育振興会が取り残される。オーエンスが担っていた警備・清掃・フィットネス事業はどうする?!ほんまに今の体育振興会の体制で回していけるの?!

 

③   屋内プール(しぶき)の指定管理者の公募に誰もが手を挙げず。なんと八尾市財団法人体育振興会すらも。しぶきは今までオーエンスに丸投げしていたので、体育振興会はしぶきの運営に手を上げることができなかったようです。再公募の結果、現在入札中ですが、条件も変更となっています。最大の理由は、コロナ禍の赤字。指定管理者が被りました。株式会社はこれでは撤退します。つまり安定的な運営のためには、直営が必要だと言うことです。しかし、3月議会にしぶきの指定管理者を決めて、わずか数日の4月1日から新事業者が運営なんて普通で考えたらできっこない。今までの事業者の物品の引きあげからあるのに。

 

公共施設を株式会社の儲けのために開放したのが指定管理者制度。ところが、株式会社は儲けを上げないといけないのと、儲けが上がらない、ましてや赤字が出たら即撤退!当たり前のことです。

つまり、安定的な運営のためには直営がベストです。直営で管理受託という方法もあります。部分的指定管理者という方法もあり。

 

杓子定規に国や維新の推進する市民不在の行革を当てはめているので、住民との矛盾が起きてくるのです。